ツルナゴーラ王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 17:02 UTC 版)
「マヴァール年代記」の記事における「ツルナゴーラ王国」の解説
マヴァール帝国の南の隣国。首都はカルローツァ、版図は80州を数える。海を南に臨み、温暖で肥沃な国土である。兵はそれほど強くなく、守勢に弱く、近年は外交によって鋭鋒を避わしていた。別称「野葡萄の国」と呼ばれ、王家の紋章にも用いられる、葡萄酒は銘品。マヴァール帝国の来寇を受け、皇帝と王女との政略結婚の形で収束したこと(生まれた子が皇太子とツルナゴーラ藩王を襲うと定められた)から、帝国との戦いはツルナゴーラ継承戦役と名付けられた。なお、ツルナゴーラとはモンテネグロの自国語(モンテネグロ語)での国名である。 ダニーロ四世 ツルナゴーラ国王。名君ではあるが漁色家。14男29女を儲け、私生児を含めると100人を越すといわれるが、多くは不肖の子供たちであった。陽気で気さくな人柄により廷臣達からの受けは良く、度を越した女色も有能さゆえに容認されていた。 アデルハイド ツルナゴーラの内親王、後にマヴァール帝国摂政皇后。ダニーロ四世の十一女。18歳。美人ながら無個性な女性と思われていたが、亡国を機に乱世の女傑としての頭角を現し始める。 ザイツェル ツルナゴーラ大使。公爵。舞台俳優じみた大げさな男で、外交官としては二流とカルマーンからは評される。対マヴァール7カ国を結んだ「ザイツェル会盟」として名前だけが名目として利用されることとなる。 ジュラージュ ツルナゴーラの書記官長。男爵。40歳前後。悪相だが、勤勉で有能な官吏で、平民から貴族にまで取り立てられる。 イプシランティ ツルナゴーラの将軍。勇将。継承戦役での副将。 ラドゥ ツルナゴーラの将軍。継承戦役での主将。 シビウ ツルナゴーラの伯爵。 ブラショウ ツルナゴーラの将軍。 ヴィエルコボ ツルナゴーラの将軍。 ポモージュ ツルナゴーラの将軍。 パヴォロ ツルナゴーラの城守。男爵。
※この「ツルナゴーラ王国」の解説は、「マヴァール年代記」の解説の一部です。
「ツルナゴーラ王国」を含む「マヴァール年代記」の記事については、「マヴァール年代記」の概要を参照ください。
- ツルナゴーラ王国のページへのリンク