ツキミソウとは? わかりやすく解説

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つきみ‐そう〔‐サウ〕【月見草】

読み方:つきみそう

アカバナ科越年草。高さ約60センチ長楕円形で縁にぎざぎざがある。夏の夕方に白い4弁花を開き翌朝しぼんで赤くなる北アメリカ原産で、観賞用に植えられる。《 夏》「砂丘はなるる月の早さよ—/乙字

オオマツヨイグサ・マツヨイグサの俗称


月見草

読み方:ツキミソウ(tsukimisou)

オオマツヨイグサ別称
アカバナ科越年草園芸植物

学名 Oenothera erythrosepala


月見草

読み方:ツキミソウ(tsukimisou)

マツヨイグサ別称
アカバナ科多年草園芸植物薬用植物

学名 Oenothera odorata


月見草

読み方:ツキミソウ(tsukimisou), ツキミグサ(tsukimigusa)

アカバナ科二年草園芸植物

学名 Oenothera tetraptera


月見草

読み方:ツキミソウ(tsukimisou), ツキミグサ(tsukimigusa)

アカバナ科越年草で、花は夕暮から咲き翌朝しぼむ

季節

分類 植物


ツキミソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/29 03:23 UTC 版)

ツキミソウ
Oenothera tetraptera ツキミソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: フトモモ目 Myrtales
: アカバナ科 Onagraceae
: マツヨイグサ属 Oenothera
: ツキミソウ O. tetraptera
学名
Oenothera tetraptera
Cav. 1796

ツキミソウ(月見草、Oenothera tetraptera、つきみぐさ)は、アカバナ科マツヨイグサ属に属する二年草または多年草である。

解説

写真左の花のメシベが左側に倒れているが、これは時間が経つと中央(右側)に移動するのが観察できる。これは、ツキミソウは虫媒花であるものの、虫による受粉がなされない場合、自家受粉をするためである。自家受粉の際、時間の推移と共にメシベは、中央に移動し、直立する。そして、オシベも伸びて花粉を放出し、自家受粉を完了させ、写真右の花のように変化する。

北アメリカ原産。日本へは南アメリカ、ヨーロッパ、中国を経由して幕末から明治の初めに渡来した[1]神奈川県大和市に有り、東急田園都市線の駅名にも付けられた「つきみ野」の地名は、開発以前、周囲に月見草が生い茂っていたことに由来する。

同属種であるオオマツヨイグサマツヨイグサメマツヨイグサなどを(誤って)「月見草」と呼ぶ場合も有る。

例えば、太宰治著『富嶽百景』には、「けなげにすくっと立つてゐたあの月見草は、よかつた。富士には月見草がよく似合う。」と書かれている。しかし、この小説の舞台である御坂峠は月見草の生育環境としては厳しく、登場した植物はオオマツヨイグサだったと考えられている。

特徴

花期は6月から9月頃。月見草は夕方に花が開き始め、翌朝まで咲き続けて朝にしおれていく。花は咲き始めは白色であるが、翌朝のしぼむ頃には薄いピンク色になる。

関連項目

  • 植月姓 - 「"月"見草を"植"える」に由来する。
  • 野村克也 - 「王や長嶋はヒマワリ。それに比べれば、私なんかは日本海の海辺に咲く月見草だ。」の名言を残す。

脚注

  1. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、176頁。 

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