チャレンジャー号爆発事故報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 14:15 UTC 版)
「CNNデイウォッチ」の記事における「チャレンジャー号爆発事故報道」の解説
スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故(現地時間1986年1月28日)の際、この番組内で打ち上げの模様を日本国内の地上波民放では唯一衛星生中継していたことから、事故の一部始終も生中継で伝えることとなった。この時のキャスターは武見敬三と久和ひとみ。久和はのちに著書『私はニュースキャスター』(岩波ジュニア新書、絶版)で、「「えっ、スペースシャトルの打ち上げはこんな物だったっけ」というのが私の率直な感想でした。」という事故発生当時の反応のほか、事故当時のスタジオ内の状況も記した。それによると、それまでも打ち上げが延期になっており、事故が起きたこの日も打ち上げがあれば番組冒頭で中継する予定だったが、発射台の整備塔に氷柱がついていたため開始直前になり「今日は中止だろう」という声が上がった。その後番組は予定通り開始したが、終盤近くで急きょ打ち上げが決まりその模様の中継に切り替えたときに、事故が発生した。程なくしてスタジオに一旦切り替わり、別の話題を伝えた後、番組の最後に再び現地の映像に切り替えた。その際、武見はいくつかの情報をまとめて伝えた上で「チャレンジャーは重大な事故を起こした可能性がある」と述べ、そのまま番組は終了。しかし視聴者から「どうしてこの続きをやってくれないのか」という電話が殺到した事ですぐに番組スタッフが(テレビ朝日の)編成部に再開の要望を伝え、番組終了から1時間5分後に急遽全国ネットの「ANN報道特別番組」が編成され、朝7時の「ANNニュースセブン」までの約3時間、『デイウォッチ』に引き続いてJCTVのCNNフロア・オープンスタジオから前述のANN報道特番を伝えた。なお報道特番自体は8:30まで続いた。 ちなみにNHKも、この事故を受けて午前3時に臨時ニュースを放送(当時24時間放送体制ではない)、第一報を伝えた後も30分おきに最新情報を終夜放送で伝える形を取った。
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