千早ブロンズ1号【チハヤブロンズ1ゴウ】(草花類)
登録番号 | 第6151号 | |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きんぎょそう | |
登録品種の名称及びその読み | 千早ブロンズ1号 よみ:チハヤブロンズ1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 谷口武司 | |
品種登録者の住所 | 長野県伊那市大字美篶6730番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 谷口武司 和田耕一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「金鵄」の4倍体個体に「紅華」を交配した3倍体であり,花は下唇弁の中央部及び底部の色が鮮緑黄となる切り花向きの品種である。 草型はⅡ型,草丈は中である。茎の太さは中,茎部の剛直性は強,茎の毛の多少及び分枝性は少,節間長は中である。葉形はⅡ型,葉長は長,葉幅は広,葉の緑色の程度は中,アントシアニン及び斑入りの有無は無,葉柄の長さは短,葉の着生角度は水平である。花穂の形はやや密,花穂長は中,花間長はやや短,花形は普通型,花の縦径は中,横径は長,花冠筒部の幅はやや広である。上唇弁上部の色は橙黄(JHS カラーチャート2210),中央部は浅橙(同1303),底部中央部はピンク(同0411)下唇弁先端部の色は浅緑黄(同2904),中央部及び底部は鮮緑黄(同2706),花冠筒部は紫ピンク(同9203)である。上唇弁及び下唇弁の形は広,花弁数は一重,雌ずいの形はつり針状,花柄の長さ,太さ及び1花穂当たりの花らい数は中である。開花の早晩は中である。 「メリーランドライトピンク」と比較して,茎部の剛直性が強いこと,下唇弁の中央部及び底部の色が鮮緑黄であること,1花穂当たり花らい数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者の農場(大阪府河内長野市)において,「金鵄」にコルヒチン生長点処理を行い,得られた4倍体個体を自殖して選抜し,4年にこれに「紅華」を交配して3倍体種子を獲得,以後,その実生の発芽株を組織培養により増殖,選抜を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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