チェシャ鬼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 20:52 UTC 版)
アリス病患者をワンダーランドに転送し続ける謎の存在。世界鬼とは異なり、人語を解す。案内役的ポジションだが、ワンダーランドの全てを把握しているわけではない。基本的には「人形」と称している異質な姿をしているが、正体はメーズの反乱因子。 セシオ・グウィンドリン チェシャ鬼達のリーダーで黒髪の少年。作中ではあづま達の担当。次世代チェシャ鬼の皆を兄弟と呼んでいる。第6夜、ワンダーランドにて死亡。 スカップ・グウィンドリン ペロの担当チェシャ鬼。白の短い髪にチェシャ鬼のロゴが入った帽子を被っている。ペロと共にメーズで死亡したと思われていたが、11巻の表紙裏にて、ペロとの会話シーンが描かれていた為、崩れた塔の瓦礫から逃れたものと思われる。 塔から脱出した後、ペロと共にゼラに移住。共同生活を送るが、13年後にペロの手によって殺害される。 ルッキョン オリオンの担当チェシャ鬼。白黒の髪の束を携えている。6歳という幼さでセシオからの仕置きと称された暴力を受ける。王に母に会えるという嘘を吐かれ、囚われていたチェシャ鬼を全て抹殺するなど良い様に利用されたあと、塔の元あった心臓に入っている生命エネルギーと自ら交代、塔を破壊する。黒江稔に特別な思いを抱いている様である。第5.5夜、メーズにて死亡。 マソト チェシャ鬼の中でも年が上な為、オペレーティングを任されている。その為、精密作業に向いている指先を取得した。絶体絶命のあづまとひじりを守ったり、崩れゆくワンダーランドをどうにかしようとするセシオにずっと付き添う等、優しい性格。第6夜、ワンダーランドにて死亡。 ジズ スカップと似た帽子を被っている。全チェシャ鬼の中で、唯一の戦闘仕様アバターを取得している。第6夜を放棄しようとするあづまとひじりを捕らえる為にあづまを殺して生命エネルギーのみキューブ化させようとするが、マソトに拒まれる。崩れゆくワンダーランドを捨て、メーズにて死亡したものと思われる。
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