ダム名の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 08:54 UTC 版)
ダム名である高見は建設地点の地名を採ったものであるが、この「高見」という地名はアイヌ語由来のものではなく、本州より北海道に渡ってきた日本人によって付けられた。由来については二説あり、一つは日高国の命名者である松浦武四郎がこの地方を「天日を早くより仰ぎおり候こと故…」として「日高見」と名付けたという説、もう一つはこの地が現在の新ひだか町中心部を見渡せる風光明媚な地であることから入植者が「高見」と命名したというものである。1934年(昭和9年)に当時農屋メナシベツであった地名を高見へと変えている。 計画当時は「奥高見ダム」という名称であった。これは建設地点が高見地区からさらに上流10数キロメートルにあり、日高電源一貫開発計画の立案当時は獣道程度の交通手段しかなく、往来が困難な深い峡谷であったことから命名された。だが1950年代後半頃より林道が整備されて交通の便が改善され奥地性が薄れたこと、また1960年(昭和35年)に奥只見ダム(只見川)が完成したことにより名称の混同を避けるため、計画の主体である北海道電力はダム名より「奥」の字を除いて現在の「高見ダム」と改名している。
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