イオン仙台店
イオン仙台店 ÆON SENDAI | |
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地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央二丁目3番6号 |
座標 | 北緯38度15分38.5秒 東経140度52分32.3秒 / 北緯38.260694度 東経140.875639度座標: 北緯38度15分38.5秒 東経140度52分32.3秒 / 北緯38.260694度 東経140.875639度 |
開業日 | 1975年(昭和50年)9月9日(ダイエー仙台店) |
閉業日 | 2025年(令和7年)2月28日[1] |
正式名称 |
読売仙台ビル 新伝馬町中央通りビル |
施設所有者 |
株式会社読売新聞東京本社 新伝馬町中央通りビル株式会社 |
施設管理者 | イオン東北株式会社 |
延床面積 | 51,008 m² |
商業施設面積 |
20,212 m² ※イオン:14,154㎡ |
中核店舗 | イオン仙台店 |
店舗数 | ÆONと57の専門店 |
営業時間 | 9:00 - 21:00(B2・B1・1Fは22:00まで) |
前身 |
ダイエー仙台店 (仙台ショッパーズプラザ) |
最寄駅 |
あおば通駅 仙台駅 広瀬通駅 |
最寄IC | 東北自動車道・仙台宮城IC |
外部リンク | イオン仙台店(ウェブアーカイブ) |
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イオン仙台店(イオンせんだいてん)は、かつて宮城県仙台市青葉区中央二丁目にある「読売仙台ビル・新伝馬町中央通りビル[2]」に入居していた、イオン東北株式会社が運営する大型商業施設(ショッピングセンター)である。
2016年(平成28年)3月8日にイオン仙台店の前身であるダイエー仙台店が閉店し、同月11日よりイオン仙台店としてプレオープン、同月12日にグランドオープンした。東北地方のイオンブランドの店舗としては最古参店舗であり、2020年(令和2年)3月1日以降はイオン東北の運営店舗で唯一の旧ダイエーの店舗だった[3]。
2024年(令和6年)10月11日、イオン仙台店は読売仙台ビルとの賃貸契約の終了に伴い、2025年(令和7年)2月28日をもって閉店することが報道で明らかになり[4][5]、予定通りに2025年(令和7年)2月28日をもって閉店した[1]。賃貸契約の終了に伴う閉店で、営業不振などではないとされている[6][3]。
フロア構成
階 | フロア概要 |
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8F | 専門店のフロア |
7F | 専門店のフロア |
6F | 家庭用品のフロア |
5F | メンズのフロア |
4F | チャイルド・レディスインナーのフロア |
3F | レディスのフロア |
2F | レディスのフロア |
1F | ファッション&アクセサリー、医薬品のフロア |
B1F | 家庭用消耗品・ファーストフードのフロア |
B2F | 食品のフロア |
テナントとして100円ショップのセリア、ブックオフスーパーバザー、手芸用品店のマブチ[7]などが入っていた。ブックオフはさくら野百貨店より移転してきたものである
フードコートには餃子の王将、はなまるうどん、幸楽苑などが入っていた。
ダイエー仙台店
イオン仙台店の前身はダイエー仙台店である。1975年(昭和50年)9月9日に開店し、2016年(平成28年)3月8日に閉店した[8]。これを引き継ぐ形でイオン仙台店が開店した。ダイエーにとっては2005年以降東北地方に残った唯一の店舗であり、本州最北端の主力店舗でもあった。店番号は「0285」だった。
東日本大震災が発生した2011年(平成23年)、ダイエー仙台店は震災から2日後の3月13日に店舗の一部の営業を再開した。これはこの付近のスーパーとして最も早い営業再開であり、店頭には食料品などの生活必需品を求める約3500人の買い物客の行列が発生し、さらにその後も1000人単位の行列ができる日が続いた。神戸が発祥であるダイエーは1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災でも被災しており、その経験が東日本大震災での迅速な対応に生かされたと言われる[9]。
以下の統計は、日経流通新聞及び日本経済新聞が調査して順位付けしたものである。仙台店は、ダイエー内及び日本全国のスーパーで売上が上位にランクインすることが多く、1987年(昭和62年)度の売上は、長らく1位を占めていたダイエー新潟店(2005年閉店)を抜いて200億6200万円を記録した。「スーパーの壁」と言われていた年商200億円の壁を破るという日本のスーパー業界として初めての偉業を成し遂げた。
年度 | スーパー業界 | ダイエー内 | 小売総合 | 売場面積 | 売上 |
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1982年 | 4位 | 2位 | なし | 183位 | 154億6400万円 |
1983年 | 3位 | 2位 | なし | 18位 | 155億2300万円 |
1984年 | 2位 | 2位 | なし | 179位 | 163億1100万円 |
1985年 | 2位 | 2位 | なし | 193位 | 173億2500万円 |
1986年 | 2位 | 2位 | なし | 200位 | 182億1100万円 |
1987年 | 1位 | 1位 | なし | 209位 | 200億6200万円 |
1988年 | 3位 | 2位 | なし | 220位 | 199億9600万円 |
1989年 | 6位 | 4位 | なし | 66位 | 200億3700万円 |
1990年 | 6位 | 4位 | なし | 73位 | 200億9700万円 |
1991年 | 6位 | 4位 | 151位 | なし | 195億5400万円 |
1992年 | 6位 | 4位 | 152位 | なし | 204億0200万円 |
1993年 | 7位 | 5位 | 159位 | なし | 191億1300万円 |
読売仙台ビル・新伝馬町中央通りビル
イオン仙台店およびその前身のダイエー仙台店は「読売仙台ビル」と「新伝馬町中央通りビル」の2棟の連接ビルに入居していた。青葉通り、東二番丁通り、中央通り、東三番丁通りに囲まれた街区の南半分に読売仙台ビルがあり、これには読売新聞東北総局も入居していた。一方、同街区の北東部に新伝馬町中央通りビル(ジョリビル)があった。
新伝馬町中央通りビル北側の中央通りは、かつては新伝馬町(しんてんまち)、現在は「クリスロード」と呼ばれるアーケード街で、仙台の中心部商店街の中でも歩行者通行量が多い歩行者専用道路である。この中央通りは南側の青葉通りより2メートルほど標高が高いため、新伝馬町中央通りビルの中央通り側の入口はセットバックして小規模な広場が設けられ、階段で数段降りる形になっていた。この広場はしばしば物販のイベントや、定禅寺ストリートジャズフェスティバルなどの音楽イベントのステージなどに利用されていた。
イオン閉店後の読売仙台ビルについては、東急不動産が主体となった再開発が検討されており、既存のビルを解体の上、テナントやオフィス、ホテルの進出が見込まれる[10][11]。
沿革

- 1975年(昭和50年)
- 1989年(平成元年)7月1日、2800㎡増床[13]。
- 1992年(平成4年)、2月期に約200億円で売上高最高を記録[14]。
- 2001年(平成13年)、リニューアル工事を実施
- 2011年(平成23年)
- 2016年(平成28年)
- 2020年(令和2年)3月1日 - 同店の営業権をイオン東北(同日マックスバリュ東北から社名変更)に継承。
- 2025年(令和7年)2月28日 - 閉店[1]。
アクセス
脚注
- ^ a b c 「【動画】イオン仙台店ありがとう ダイエーからの49年の歴史に幕 最終日は常連客らでにぎわう」『河北新報』2025年2月28日。オリジナルの2024年2月28日時点におけるアーカイブ。2025年2月28日閲覧。
- ^ 仙台市公告 422号 (PDF) (仙台市 2002年10月1日)
- ^ a b “イオン仙台店、2025年2月28日閉店-東日本大震災乗り越えた旧ダイエー、賃貸借契約満了で”. 都市商業研究所 (2024年10月27日). 2024年10月15日閲覧。
- ^ 「イオン仙台店が来年2月末で閉店 「今後については検討中」テナントも順次撤退、読売ビルは大半が空室に」『河北新報』河北新報社、2024年10月12日。2024年10月14日閲覧。
- ^ 「イオン仙台店 来年2月末で閉店へ」『宮城 NEWS WEB』NHK、2024年10月12日。2024年10月14日閲覧。
- ^ 「イオン仙台店、2025年2月末で閉店へ 建物の賃貸借契約が終了」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年10月16日。2024年10月15日閲覧。
- ^ "「本当に困っちゃう…」生地や手芸用品を扱う『マブチ』仙台店 来年1月末に”閉店”へ 長年愛された老舗の閉店惜しむ声"(ミヤテレNEWS NNN)2024年12月11日付記事、2025年4月26日閲覧。
- ^ a b ダイエー:8日閉店 東北最後、イオンに模様替え 仙台 /宮城 - 毎日新聞(2016年3月3日)2016年3月10日閲覧 [リンク切れ]
- ^ "建物修繕と並行しながら…… ダイエー仙台店が震災2日後に再開できた理由【震災関連速報】"(東洋経済)2011年3月24日付記事、2025年4月26日閲覧。
- ^ 「東急不、仙台中心部で再開発に名乗り 読売仙台ビル一帯」『日本経済新聞』2025年2月21日。2025年2月27日閲覧。
- ^ “閉店するイオン仙台店が入居 読売仙台ビルの再開発に東急不動産がパートナーに”. ニュース. 東日本放送 (2025年2月25日). 2025年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月27日閲覧。
- ^ 鹿島建設(株)『鹿島建設社史 : 1970年~2000年. 付録・年表』(2003.05)(渋沢社史データベース)
- ^ 日経流通新聞 1989年7月1日 ダイエー GMSの再構築へ 増床・改装急ピッチより
- ^ 働く女性に照準、化粧品と総菜拡充 ダイエー仙台全館改装発表(河北新報 2011年2月25日)[リンク切れ]
- ^ ダイエー仙台店が全面改装 3月に新装開店(河北新報 2011年2月5日)[リンク切れ]
- ^ 働く女性ターゲット ダイエー仙台店が改装オープン(河北新報 2011年3月4日)[リンク切れ]
- ^ 食料・日用品欲しい 仙台早朝から市民が列(河北新報 2011年3月14日)[リンク切れ]
- ^ 株式会社ダイエーの北海道・九州および本州地域におけるGMS事業ならびにSM事業の運営の承継に関する基本合意書締結のお知らせ(ダイエー 2015年4月9日)
- ^ 自転車・バイク・駐輪場(仙台市)
外部リンク
- イオン仙台店のページへのリンク