タテヤマリンドウとは? わかりやすく解説

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立山竜胆

読み方:タテヤマリンドウ(tateyamarindou)

リンドウ科多年草高山植物

学名 Gentiana thunbergii f.minor


タテヤマリンドウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 03:19 UTC 版)

タテヤマリンドウ
タテヤマリンドウ (北アルプス 2006年8月)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: リンドウ科 Gentianaceae
: リンドウ属 Gentiana
: ハルリンドウ G. thunbergii
変種 : タテヤマリンドウ var. minor
学名
Gentiana thunbergii (G. Don) Griseb.
var. minor Maxim.
和名
タテヤマリンドウ

タテヤマリンドウ(立山竜胆、学名:Gentiana thunbergii var. minor )は、リンドウ科リンドウ属越年草ハルリンドウの高山型変種。高山植物

特徴

高さは10cmくらいになる。茎につく対生し、幅3mm、長さ7mmほどの披針形で茎に寄り添う。花期にも根元に卵形の根出葉が残る。花期は6-8月で[1]、漏斗状の淡青紫色のを、茎の上部に1個、上向きにつける。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。白花の種をシロバナタテヤマリンドウ(学名:Gentiana thunbergii var. minor f. ochroleuca)という[1]

分布と生育環境

北海道本州の中部以北の日本海側に分布し、高山や亜高山の湿原や湿り気のある場所に自生する。田中澄江が、『新・花の百名山』の著書で八幡平を代表する花の一つとして紹介した[2]。母種のハルリンドウは東アジアに広く分布する[1]

種の保全状況評価

日本では以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている[3]

近縁種

ミヤマリンドウと混生するシロバナタテヤマリンドウ、飛騨山脈北ノ俣岳高山帯にて(2015年8月)

脚注

  1. ^ a b c 日本の高山植物 (1988)、213頁
  2. ^ 新・花の百名山 (1997)、68-71頁
  3. ^ 日本のレッドデータ検索システム「タテヤマリンドウ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2013年3月31日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。

参考文献

外部リンク



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