ソードマスター・ルーファス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 09:12 UTC 版)
「カシュー・アルナーグI世」の記事における「ソードマスター・ルーファス」の解説
カシューはレイド帝国の都「傭兵の街」レイドに留まり、帝国側の傭兵となった。しかし新王国暦500年、レイド帝国が都市国家ロマールを侵略し敗北した戦いに参加した際、重傷を負った彼はロマールの貴族ランス卿に捕らえられる。その後はランス卿お抱えの剣闘士奴隷としてロマールの闘技場で戦い、数年を経ずして「剣匠(ソードマスター)」の称号を持つ上級の剣闘士となる。そしてついに当時のチャンピオン「無敵にして華麗なる」ケイドを倒し、新たなチャンピオンに上り詰めた。 ケイドに勝利して1年後の新王国暦503年、彼は無敗のまま奴隷の身分から解放され、引退を許された。引退後は冒険者として各地を巡り、様々な魔物との戦いにことごとく勝利を収め、莫大な財宝を手に入れた。彼が冒険によって手に入れた宝物は全てロマールの冒険者の店「奇跡の店」で換金され、店主とは強い信頼関係で結ばれた。 後にカシューはある老婆から「一度は王冠を戴く事になる。吉なる方角は南、立ち向かうは炎」という占いを告げられ、これを契機として「呪われた島」ロードスへ旅立つのだが、その折にも店主と再会の約束を交わしている。しかし、この約束が果たされたか否かは作中では語られていない。新王国暦521年頃のミルリーフ事件の時点では、かの店主はオランで「奇跡の店」を経営している事が確認されている。 大陸の出身でありルーファスの伝説を知る者が、カシューの下を訪れた事が少なくとも2度ある。グラスランナーの吟遊詩人マールは、剣匠の伝説を完結させる事を目的にロードスへ渡ってきた。しかし、これから伝説となるべき他の英雄に興味を引かれて、結局は放り出してしまった。また、オーファンの王子で魔法戦士のリウイは、カシューに面と向かってルーファスの名を持ち出したただ一人の人物であるが、すぐにカシューに睨まれて黙らされてしまった。 なお、カシューの愛剣は冒険者時代に入手した魔法の長剣で、リプレイ版では「ソリッドスラッシュ」という名がついており、敵の防御力を無視する魔力が備わっている(クリティカルヒットすると魔法による防御すら無視する)。彼はこの他にも、やはり冒険者時代に入手したと思われる魔法の大剣を所有していたが、炎の部族との戦いの際にパーンに貸与し、パーンが虜囚となった際に行方不明になってしまった。
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