ソロ活動とザ・バンド再結成
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「リヴォン・ヘルム」の記事における「ソロ活動とザ・バンド再結成」の解説
ザ・バンド解散後、ヘルムは、ドクター・ジョン、ポール・バターフィールド、スティーヴ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダンらとRCOオール・スターズを結成し、ソロ活動をするようになった。 1983年、ザ・バンドはロバートソン抜きの4人で再結成をし、ツアーを開始した。ヘルムは再結成後も一貫してメンバーとして活動する。アルバムも1993年の「ジェリコ」をはじめ3枚リリースするものの、1999年にリック・ダンコが死去したことに伴いザ・バンドとしての活動は休止状態となった。 1993年、ヘルムはザ・バンドについて綴った「This Wheel's on Fire: Levon Helm and the Story of the Band(邦題『ザ・バンド 軌跡(音楽之友社』)」を出版した。この中で、ヘルムはザ・バンド解散をロビー・ロバートソンの責任とするなど彼への批判を前面に押し出しており、両者の軋轢が表面化することとなった。 1996年にヘルムは喉頭ガンと診断され、以後歌うことは困難になっていったが、ミュージシャンとしての活動は続け、ドラムス、マンドリン、ハーモニカなどを演奏し続けた。 その後彼の声は奇跡的とも言える回復を見せ、2007年には久々のスタジオ・ソロ作「Dirt Farmer」で元気な歌声を聴かせている。尚このアルバムは2008年の第50回グラミー賞に於いて、ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバムを受賞した。 2009年もウッドストックにある自身のスタジオにて、月に数度の「Midnight Ramble Sessions」と銘打つライブ活動を中心に活動した。 2010年には第52回グラミー賞に於いて、「Dirt Farmer」の続編とも言える「Electric Dirt」でBest Americana Albumを受賞した。 2012年4月19日、ニューヨークにあるメモリアル・スローン・ケタリング癌センターで死去。71歳没。
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