ソフト・モデムとは? わかりやすく解説

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ソフトウェアモデム

別名:ソフトモデム
【英】software MODEM

ソフトウェアモデムとは、モデム機能多く専用チップなどではなくソフトウェア的に実現するモデム機能のことである。

ソフトウェアモデムは、専用チップナドノハードウェアで主な処理を行う通常のモデムとは異なりPCCPU用いて処理を行う。一般的には安価に提供可能であるなどのメリットがある。

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ソフトモデム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:29 UTC 版)

モデム」の記事における「ソフトモデム」の解説

ソフトモデムは、モデム側のハードウェア簡略化し、コンピュータ側CPUで処理の多くを行うものである部品点数少なく回路占有する基板面積狭くコストが安いため、非動作時には電源切って構わない内部拡張スロットUSB接続PCカード・コンピュータ内蔵モデムのほとんどは、このソフトモデムである。 機能多くソフトウェア実現しているため、安価新規格にソフトウェア変更のみで対応が可能である。しかし、処理速度通信速度安定性低下原因となることもある。また、オペレーティングシステムごとにデバイスドライバ開発が必要である。 基本的に一般的なモデムインテリジェントモデム)の場合NCUからアナログ信号デジタル信号相互変換を行うADC/DACに接続するまでのトランス・アンプ・イコライザなどのアナログ回路と、ADC/DACと接続され変調復調圧縮展開・エラー訂正コマンド処理を司るDSPシリアルインターフェース回路構成されている。コンピューター側のCPUDSP機能担当すれば、ハードウエア必要な部品NCUトランス必要最小限アナログ回路・ADC/DACになる。特にDSP高価な部品なので、省略する事で大幅なコストダウンとなる。 シリアルインターフェース省略され、生のアナログ信号をADC/DAC経由高速CPU入出力するため、FIFOメモリとホストバスインターフェース(ISAPCIUSB)が使われる初期のソフトモデムを除き現在のソフトモデムはアナログ回路からホストバスインターフェースまでの一切ワンチップ構成している。 デバイスドライバDSP担当していた処理をエミュレーションし、イコライザ・ゲイン調整NCU使用する信号生成変調復調圧縮展開・エラー訂正コマンド処理を行いオペレーティングシステム仮想シリアルインターフェースの形でインテリジェントモデム存在するように見せかけている。 初期のソフトモデムは非常に多くCPUパワー消費していた。これは当時CPUDSP的な命令セット備えていなかったために、特に変調復調処理で手間取っていたためである。ダイヤル回線ダイヤルパルス間隔乱れ、かけ間違いが起こることもあった。現代CPU全般的に処理能力向上していることに加えDSP的な命令セット備え、かつ並列して一度実行することができることから、ソフトモデムが登場したころに比べるCPU負荷はかなり軽減されている。 スマートフォンのアプリケーションとしての実装もできる。FAXモデム次項)を実装することにより、スマートフォンFAX送受信することもできるうになる

※この「ソフトモデム」の解説は、「モデム」の解説の一部です。
「ソフトモデム」を含む「モデム」の記事については、「モデム」の概要を参照ください。

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