ソバの官能検査票
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 06:35 UTC 版)
1980年代にソバの品種開発が進み流通上に様々な品種が流通しはじめた事が契機になり、日本蕎麦協会により1989~1993年に農林水産省の助成事業「そば需給総合改善推進対策事業の新品種導入事業」の中で、小麦のうどんの評価票を参考に仮のソバの官能検査票を策定された。1989年に策定された検査票を例にとると、赤・黄・青・緑として用意された4つの蕎麦のうち、赤を基準蕎麦として「色」「香り」味」、食感として「かたさ」及び「そばらしさ」の計5項目で黄・青・緑の評価を行うというブラインドテストである。あくまでも玄ソバの素材としての特徴であったり、製粉技術や冷蔵技術の影響を計測する尺度を統一するために、生産者寄りの視点で暫定的に利用されるものであるため、職人の技術の差や消費者嗜好を反映する基準ではない。
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