ソナタ第12番
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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チマローザ:ソナタ 第12番 ニ長調 | Sonata No.12 in D major | |
セイシャス:ソナタ 第12番 | Sonata No.12 |
ハイドン:ソナタ 第12番(ウィーン原典版番号) イ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ハイドン:ソナタ 第12番(ウィーン原典版番号) イ長調 | Sonate für Klavier Nr.12 A-Dur Hob.XVI:12 | 作曲年: -1767(1750-55?)年 出版年: 1790頃年 初版出版地/出版社: Cooper |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 Mov.1 Andante | 4分30秒 |
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2 | 第2楽章 Mov.2 Menuet | 3分00秒 |
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3 | 第3楽章 Mov.3 Finale: Allegro molto | 1分30秒 |
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作品解説
真正性が疑問視されている作品だが、1803年にハイドン自身が自作と認めている。初版はヴァイオリンとのデュエットで出版された。
(第1楽章)イ長調 4分の2拍子 ソナタ形式
アンダンテ楽章ではあるが、古典的なソナタ形式で作曲されている。
全体を16分3連音符による音形が支配しており、前半部分は複数主題の対照性ではなく、主調から属調へという転調プロセスによって成り立っている。
後半部分(第21小節-)では属調から主調へという転調プロセスによって構成され、第38小節から前半部分が主調にて再現する。
(第2楽章)イ長調 4分の3拍子 メヌエット
8分3連音符によって特徴づけられた主題によるメヌエット主部は、「主調→属調:属調→主調」という調性構造。
これに対し、同主短調のイ短調ではじまるトリオ部分は、シンコペーションによって特徴づけられた主題によっており、「主調→平行調:平行調→主調」という調性関係によって成り立っている。
(第3楽章)イ長調 8分の3拍子 (ソナタ形式)
主調→属調、属調→主調という調構造による2部形式という点ではソナタ形式と呼びうるだろう。ただし、後半部分(第29小節-)における主調回復プロセスは、わずかに7小節である。
非常に簡潔な構成であり、わずか69小節(反復するので実質138小節だが)である。しかし、主題が奇数小節(4+3の7小節)で構成されていることや、その他諸楽想は偶数小節数+奇数小節数という不規則な楽節構造をもっており、ハイドン特有の音楽構造が見て取れる。
「ソナタ 第12番」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女はソナタ形式の曲をひいた
- ニ長調ソナタ
- ホ短調のソナタ
- このソナタの通奏低音部はオルガンによって演奏される。
- 「冬のソナタ」を例に挙げるまでもなく、いまや時ならぬ韓流ブームである。
- 彼女はソナタを演奏した。
- ソナタを一曲弾いてあげよう。
- 彼は自作のピアノソナタを演奏した.
- ソナタ形式の音楽作品.
- 興味深いことには, 彼がそのソナタを作曲した時わずか 7 歳でした.
- (ピアノで)ソナタを弾く.
- 彼女はそのピアノソナタを見事に演奏した.
- バッハの無伴奏チェロソナタ.
- むずかしいリストのソナタを弾きこなすなんてその少年は只者ではないといえよう.
- 『クロイツェル・ソナタ』 をただひとつの例外として, トルストイの作品は皆非常な歓迎を受けた.
- 少年はバイオリンソナタを見事に演奏した
- 技術的に完全であるが、乾燥したソナタの演奏
- その作品の最後のソナタ
- ソナタの人並みの演奏
- ピアニストはソナタで最も美しい一節を、スラーを付けて演奏した
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