ソシュールの原著研究とは? わかりやすく解説

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ソシュールの原著研究

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 09:44 UTC 版)

丸山圭三郎」の記事における「ソシュールの原著研究」の解説

ソシュールといえば一般言語学講義』が有名であるが、これはソシュール講義録をもとに弟子たち解釈加えソシュール思想歪めたのであると、丸山は言う。たとえば、『一般言語学講義』では、シニフィアンシニフィエよりも上位概念であると述べられているが、ソシュール原著から解釈すれば、両概念優劣はない。丸山第三者の手によって恣意的にまとめられた(丸山見解によれば必ずしもソシュール真意捉えているとは言えない)書物ではなく、『一般言語学講義』の原典であった受講者達による講義録メモソシュール残した手稿などをもとに、ソシュール研究行ったまた、意識深層における言葉働きヴァーティカル視点から捉えていたのは、二千年前さかのぼる、インド大乗仏教学者ナーガールジュナ龍樹)の『中論』にもとづいて般若空観宣揚した<中観派>の哲学者たちであり、それはソシュール先取りしていると提唱した初めての人物である(<中観派とともにインド大乗仏教の二大系統一つであり、ヴァスバンドゥー(世親)らによって唱道された<唯識派においてはソシュールのみならずフロイト先取りとも言える主張する)。

※この「ソシュールの原著研究」の解説は、「丸山圭三郎」の解説の一部です。
「ソシュールの原著研究」を含む「丸山圭三郎」の記事については、「丸山圭三郎」の概要を参照ください。

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