センサーバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 06:51 UTC 版)
センサーバーは、Wiiリモコンのポインター機能を利用するために必要な周辺機器である。本体セットに1つ同梱されている。単体販売は、任天堂オンライン販売のみで発売されているが、2012年12月8日発売の次世代機のWii Uではセンサーバーが同梱されていないため、あわせて店頭販売もされている。価格は1,785円(送料込み2,235円)。型番は「RVL-014」。(同梱のセンサーバースタンドには「RVL-016」が付番されている。) Wii本体と有線接続し、ディスプレイの上または下にディスプレイ面と平行に置く。センサーという名称がついているが、実際には電波などを送受信するセンサーは内蔵されておらず、赤外線LEDを左右に内蔵しただけのものである。その発光する左右の赤外線LEDを、Wiiリモコン搭載のCMOSセンサーで撮影することによって、Wiiリモコンからセンサーバーまでの距離とテレビ位置を検知する。そして、その情報を処理して、画面上のポインターを移動する。他にも、リモコンの姿勢情報や加速度センサの移動情報の補正も行っている。Wiiリモコンの情報の送受信は、Bluetoothで直接Wii本体と行われており、センサーバーは利用していない。そのため、横持ち操作などポインター機能を必要としないソフトでは、センサーバーを接続しなくてもプレイすることが可能である。 Wiiリモコンの使用推奨距離はセンサーバーから1mから3mだが、本体設定でWiiリモコンのCMOSセンサーの感度を上げることで5m程まで対応できる。ただし、感度を上げることにより、日光や熱、赤外線を発する製品の影響を受けやすくなる。それらの物体がCMOSセンサーの捕捉範囲内に入ると正常に操作できなくなる場合がある。また、センサーバーの周囲に光沢の高い物体がある場合、センサーバーからの赤外線が反射され、同様に正常に操作できなくなることがある。 『テレビの友チャンネル Gガイド for Wii』のテレビリモコン機能は、このセンサーバーを制御しリモコン信号を生成、壁に反射させる形でテレビに信号を送っていた。
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