セルフサービス店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:23 UTC 版)
詳細は「セルフうどん」を参照 料理の受け取り、食後の食器の返却を客自ら行う、セルフサービスの業態を取るうどん専門店。 冷水で〆め蒸篭に並べられたうどん玉を客が好みの量を玉単位で丼に取り分ける。 湯と「てぼ」(鉄砲ざる)または「ぬくめいかき」(竹製の道具)が用意されていて、自分で好みの温度まで温める。冷たいうどんまたは冷やさないそのままも可能。 置かれている具や薬味を自分で取って入れる。ショウガを自分ですり下ろしたり、店脇の畑に生えているネギを自分で抜いてきて刻まなければならなかったりする場合もある。 タンクの蛇口を捻って、もしくは柄杓で掬ってだし(つゆ)を注ぐ。だしは温冷の双方が選べる。冷たいうどんに熱いだしをかけたり、その逆なども行われている。また、かけだしのほかにぶっかけだし、つけだしが用意されていたり、醤油、調味醤油などを少しかけるだけで賞味されることもある。 ほとんどの店では料金の支払いは具などを選んだ後の先払いであるが、ごくまれに食事の後の後払いの店もあるので何を食べたか記憶している必要がある。 上記は一例であるが店と客の役割分担が店によって違うこともままあり、香川県民でさえはじめて入るセルフ店ではまごつくことがあるため、メニューではなく手順が掲示されている場合も多い。 このようなセルフうどん店は香川県や岡山県以外では保健所の許可が下りなかったため限られた地域独特の業態だったが、2002年頃より店員が湯通しを行うセミセルフ式うどんのチェーン店が県外へ出店し、保健所の許可をクリアし短期間に急増した。岡山・香川両県で標準的なセルフうどん店よりも客自ら行なう手順は少なくなっており、セルフうどん店が初めての客にも入りやすい工夫がされている。
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