セルフレジ・セルフチェックアウトシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:07 UTC 版)
「キャッシュレジスター」の記事における「セルフレジ・セルフチェックアウトシステム」の解説
スーパーやコンビニ、駅のキヨスクで、客自身が商品を登録し、精算処理を行うレジスター。スーパー向けには、日本NCR「セルフチェックアウトシステム」や東芝テック「セルフレジ」などの商品名(いわゆる「フルセルフレジ」)で販売されているが、近年は商品登録(スキャン)はチェッカー(レジ係)が行い、その後客が近接の自動精算機で支払うことで現金管理の手間や精算する時間を抑えられるセミセルフレジの導入が増加傾向にある。 セルフ式ガソリンスタンドで客が操作する精算機器も一種のレジスターといえる。 レンタルビデオ店のTSUTAYAやゲオでは、DVDやCD・コミックのレンタルを顧客自身で手続きできるセルフレジを導入している。 一部の図書館では、図書の貸出手続きを利用者自身の手で行うセルフ貸出機(自動貸出機)を設置し、図書館職員の業務省力化を図っている(金銭のやり取りはない)。 食器のICタグを読み取り、お盆ごとセンサーに乗せるだけで合計金額が算出される食堂向けセルフレジもある。社員食堂などでは決済に電子マネーやプリペイドカードなどを使い、完全にセルフ化しているものも少なくない。一部の割引きが計算されないなどの制限がある。 2019年4月11日ミニストップは、2020年2月末までに全国の約2,200の店舗すべてにセルフレジを導入することを明らかにした。ローソンは2019年9月末までに、セブン-イレブンも2019年内に全店に導入する計画を発表。ファミリーマートも2020年2月末までに新たに4,000台を導入する計画である。 しかし一方で、セルフレジを悪用した万引き被害が、各地のスーパーやコンビニで多発している。セルフレジの導入による「人の目」の少なさが逆手に取られた形で、商品のバーコードを手で覆い、レジを通したふりをしてエコバッグに入れたり、カートの下に高価な商品を置いて精算せずに出るなどの手口が見られ、店舗側はレジに客の手元を映すカメラを設置するなど対応に追われている。
※この「セルフレジ・セルフチェックアウトシステム」の解説は、「キャッシュレジスター」の解説の一部です。
「セルフレジ・セルフチェックアウトシステム」を含む「キャッシュレジスター」の記事については、「キャッシュレジスター」の概要を参照ください。
- セルフレジセルフチェックアウトシステムのページへのリンク