スーパーサンプリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 07:08 UTC 版)
スーパーサンプリング(英語: Supersampling)またはスーパーサンプリングアンチエイリアシング(英語: supersampling anti-aliasing( SSAA ))は、空間アンチエイリアシング方法により、コンピューターゲームまたは画像を生成する他のコンピュータープログラムでレンダリングされた画像からエイリアシング(ギザギザおよびピクセル化されたエッジ、通称「ジャギー」)を削除するために使用される。エイリアシングが発生するのは、連続した滑らかな曲線と線を持つ実際のオブジェクトとは異なり、コンピューター画面に多数の小さな正方形が表示されるため。これらのピクセルはすべて同じサイズで、それぞれが単一の色を持っている。線はピクセルの集合としてのみ表示できるため、画面に対し 完全に水平または垂直でない限り、ギザギザに見える。スーパーサンプリングの目的は、この影響を減らすこと。カラーサンプルは、ピクセル内のいくつかのインスタンスで取得され(通常のように中央だけでなく)、平均カラー値が計算される。これは、表示されている解像度よりもはるかに高い解像度で画像をレンダリングし、計算に追加のピクセルを使用して、画像を目的のサイズに縮小することで実現される。その結果、オブジェクトのエッジに沿ってピクセルの1つのラインから別のラインへの遷移がよりスムーズなダウンサンプリングされた画像が得られる。
- ^ a b “Anti-aliasing techniques comparison”. sapphirenation.net (2016年11月29日). 2020年4月19日閲覧。 “Generally speaking, SSAA provides exceptional image quality, but the performance hit is major here because the scene is rendered at a very high resolution.”
- ^ “What is supersampling?”. everything2.com (2004年5月20日). 2020年4月19日閲覧。
- ^ a b c Allen Sherrod (2008). Game Graphic Programming. Charles River Media. p. 336. ISBN 978-1584505167
- ^ Cook, R. L. (1986). “Stochastic sampling in computer graphics”. ACM Transactions on Graphics 5 (1): 51–72. doi:10.1145/7529.8927.
- 1 スーパーサンプリングとは
- 2 スーパーサンプリングの概要
- 3 外部リンク
スーパーサンプリング (Super-Sample Anti-Aliasing, SSAA)
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「アンチエイリアス」の記事における「スーパーサンプリング (Super-Sample Anti-Aliasing, SSAA)」の解説
表示する画像解像度より高解像度に描画しておき、描画終了時に高解像度画像を表示解像度に変換(ダウンサンプル)してから表示する。その際、高解像度画像のピクセルを平均化して表示解像度画像が生成される。高品質な画像を生成できる反面、アンチエイリアスのレベルnに応じて、演算負荷およびリソース消費量がnの2乗で増大していくため、非常に負荷が高くなる。
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