スペインへの移転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/09 00:02 UTC 版)
「ウェーバー (企業)」の記事における「スペインへの移転」の解説
1950年、スペインのBressel SAに製造ライセンスを提供。1972年、グアダラハラ工場にて製造が始まり、増加するニーズに対応した。1984年、Bressel SAをウェーバー・エスパーニャSAに改称。1988年、マニエッティ・マレリの傘下に納まる。1992年、イタリアでのキャブレター製造を終了(スロットルボディなどの製造は継続)。1993年、グアダラハラ工場でソレックス製キャブレターの製造も開始、欧州における約80%のキャブレター製造がここに集約された。2005年、LCNメカニカがグアダラハラ工場を買収、ウェーバーの商標利用についてマニエッティ・マレリとの間で合意が成された。その後も現在に至るまで全モデルの製造が行われている。ボローニャから移転した当初、品質の低下や供給の不安定さから悪評が立つこともあったが、LCNメカニカによる改善が進むにつれて評判が好転した。日本では今でもイタリア製ウェーバーが重宝される傾向があるが、中古のキャブレターには経年劣化がつきものであり、また振動や熱で亀裂や歪みが生じることも多いため、スペイン製の新品ウェーバーの人気が高まっている。 スペインで製造が開始されたDCO/SP型は長く主流だったDCOE型のマイナーチェンジモデルで、フロートの材質が真鍮からプラスチックに変更され、チョーク機構が廃止されるなどの改良が施されている。
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