Đとは? わかりやすく解説

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Đ

(ストローク付きD から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 09:08 UTC 版)

Đđ Đđ
ラテン文字
Aa Bb Cc Dd    
Ee Ff Gg Hh    
Ii Jj Kk Ll Mm Nn
Oo Pp Qq Rr Ss Tt
Uu Vv Ww Xx Yy Zz
  • 太字で表した字は母音である。

Đ, đDストローク符号を付した文字で、クロアチア語サーミ語ベトナム語ジャライ語英語版等で使われる。アイスランド語やフェロー語で使われる「Ð」やエウェ語の「Ɖ」は別の文字である。

各言語での役割

ベトナム語

đê(デー)またはđờ(ドー)と呼ばれる。音価は歯茎入破音[ɗ]または[ʔd]有声歯茎破裂音[d]も自由異音)[1]。カタカナでは普通、ダ行に転写する(ストロークの無いDは、/z/ザ行、南部では/j/ヤ行)。ベトナム語アルファベットの第7字母でDとEの間に位置する[2]

クロアチア語

đe(ジェ)と呼ばれる。音価は有声歯茎硬口蓋破擦音[dʑ][3]。19世紀にガイ式ラテン・アルファベットに追加された[3]セルビア語キリル文字ではЂと表記される[3]。カタカナではジャ行音またはチャ行音に転写する。クロアチア語アルファベットの第8字母でとEの間に位置する。

サーミ語

音価は有声歯摩擦音 [ð]。サーミ語アルファベットの第9字母でDとEの間に位置する。

ジャライ語

音価は[ʔd]。ジャライ語アルファベットの第8字母でDとEの間に位置する。

Đに関わる諸事項

手書き文書などで、大文字のDの縦線部分に小さな横線を重ねて書くことがある。これは本稿におけるĐではなく、DO0などの似た文字との区別をしやすくするためのものである。

文字コード

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Đ U+0110 1-9-39 Đ
Đ
đ U+0111 1-10-48 đ
đ

脚注

  1. ^ Thompson, Laurence (1959). “Saigon phonemics”. Language (Linguistic Society of America) 35 (3): 458–461. doi:10.2307/411232. JSTOR 411232. 
  2. ^ Bài Tập Tại Nhà #1” [Homework Practice #1]. Portland, Oregon: Lạc Hồng Vietnamese Language School. p. 1 (2009年8月7日). 2009年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月17日閲覧。
  3. ^ a b c Maretić, Tomislav. Gramatika i stilistika hrvatskoga ili srpskoga književnog jezika, p. 14-15. 1899.

関連項目

  • Ɖ(エウェ語)
  • Ð(アイスランド語/フェロー語)
  • D
  • Δ



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