スティーヴ・ウルフとの共作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/27 14:40 UTC 版)
「ロニー・スコット (ソングライター)」の記事における「スティーヴ・ウルフとの共作」の解説
1976年、スコットはスティーヴ・ウルフと共同で、ソングライティングとプロデュースのチームを組み、ウェールズのスウォンジーにあったザ・タウンズマン・クラブ (The Townsman Club) でボニー・タイラーを見出して、彼女のマネージャー、ソングライター、プロデューサーを2人で務めた。 スコットとウルフは、タイラーの1977年のファースト・アルバム『The World Starts Tonight』に収められた10曲中8曲を書き、プロデュースもした。このアルバムに収められた「Lost in France」は全英シングルチャートで最高9位となり、「More Than a Lover」は最高27位に達した。 タイラーの1978年の2枚目のアルバム『Natural Force』(合衆国では『It's a Heartache』)には5曲のスコット/ウルフの楽曲が収録され、そのうち「イッツ・ア・ハートエイク (It's a Heartache)」はイギリスで4位、アメリカ合衆国のBillboard Hot 100では3位に達したが、これより早く1977年にはジュース・ニュートン(英語版)がこの曲を取り上げていた。この曲は、以降いろいろなミュージシャンたちにカバーされ、デイヴ&シュガー(英語版)、トリック・ポニー(英語版)、ロッド・スチュワートらがこの曲を取り上げた。 スコットとウルフは、タイラーの1979年のアルバム『Diamond Cut』の10曲中8曲を書き、1981年のアルバム『Goodbye to the Island』では10曲中6曲を書いた。後者には、やはりスコットとウルフの作品で、1979年に日本の世界歌謡祭でグランプリに輝いた「哀しみのオーシャン (Sitting on the Edge of the Ocean)」も収録された。 ボニー・タイラーは、スコットとウルフとの契約を更新しなかったが、その理由は、ふたりが「彼女の将来をさらにカントリー・ミュージックの方向に進めようとしている」と彼女が感じとったからであった。
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