スティーブン・ショーとマイケル・エドワーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 14:51 UTC 版)
「プロジェクト・アルファ」の記事における「スティーブン・ショーとマイケル・エドワーズ」の解説
研究所の設立が発表されると、マジシャンのマイク・エドワーズ(18歳)とスティーブン・ショー(17歳、現在はバナチェックの名義でマジシャンとして活動)がそれぞれ独立してランディに連絡を取り、ある計画を立てたという。彼らは、調査の最初の段階で、自分たちの技術を使って手品で研究者をだますことをランディに提案した。そして、この2人が被験者に選ばれ、プロジェクト・アルファが始まった。 もともとスプーン曲げから始まったプロジェクトだったので、2人はすぐにそれを達成する方法を編み出した。ランディが手紙で警告した注意事項に反して、この実験では1本ではなく、多数のスプーンにラベルを貼り、紐の輪に紙を張って、永続的な印の代わりにした。スプーンを曲げようとするとき、2人のマジシャンはラベルが邪魔だと言って、ラベルを剥がした。そして彼らは別のラベルに張り替えて待つだけだった。 スプーンは実験前と実験後に測定されたが、あらゆる種類のスプーンが使われたため、ただラベルを張り替えるだけで測定値が異なり、科学者は超常現象が起きたと思い込んだ。また、他のケースでは、片方の手でスプーンを曲げるふりをして科学者の注意をそらし、もう片方の手で膝の上に落としたスプーンを片手でテーブルの下で曲げることもあった。 スタジオではカメラの前にいる人がモニターで自分の姿を見られるように設定されており、さらにビデオテープは誰でも見ることができたので、2人はビデオを使って自分たちの演技を確認した。2人は、最初の実演でわざと失敗し、ビデオを使って、研究者側に見えているものと見えていないものを見つけ出した。そしてビデオに映らないように自分の技を修正した。エドワーズはある特定のカメラマンが指先の手品の試みを捕らえるために警戒していることに気づいたため、彼は1つの実験で彼を支援するためにその男を選び、その後彼は能力の低いカメラマンに置き換えられた。これは手順を変更するなというランディの警告事項に反しており、ランディの助言に従うなら、この時点で実験の実行は中止され失敗として記録されるべきであった。
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