スケール模型機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 10:17 UTC 版)
「ラジコン模型航空機」の記事における「スケール模型機」の解説
RCのスケール模型機と言う分野は、航空史上に実在した実機の再現に止まらず、未来の航空機設計を試み、作られることが無い空想機までも提案する。RC模型機の飛行・操縦は、グライダー-(セイルプレーン)や通常の固定翼の単発・多発飛行機はもちろん、回転翼のヘリコプター、オートジャイロ、更には空気より軽い「軽航空機」である飛行船にまで及ぶ。第一次世界大戦前の草創期から現在の21世紀までの、あらゆる時代の実機がRC模型化されてきた。 スケール機の楽しさは、実機の小型版を作って操縦するところにあるが、似せ方の精粗には様々な流儀がある。細部に囚われず飛行中の外見の相似にとどめるものから、コクピットの中まで精密に似せ、当該実機の機能も厳密に再現する一派まである。例えば、各舵面の操縦索を実物どおりに再現・機能させ、機外の航空灯を点灯し、実物どおりに脚を引き込むなどの動きが模型化されている。 1960年代に、新しいデジタル・プロポーショナル式の小型RC機器が市販されるようになり、以来様々な大きさの模型機が作られるようになった。小は室内で飛ばす電動RC機から、大は実物機の1/5から1/2の大縮尺・巨大模型機まで作られている。巨大模型機は、実機の飛び方をそっくりに再現し、競技種目にも加えられている。
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