スイング・ミュージック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 01:19 UTC 版)
「ポピュラー音楽」の記事における「スイング・ミュージック」の解説
シカゴでは「ジャズ」ではなく「スイング・ミュージック」と言う言葉を使ったベニー・グッドマンが1935年にブレイクし、スイングの時代をもたらし、これは1940年代初めまで続く。この頃の人気バンドは全て白人だった。黒人が演奏するのは下品で喧騒なジャズ、白人がやるのはスマートで健康的なスイング・ミュージックというのが、初めて陽のあたる場所へ出たジャズに対する世人の受け止め方だった。 ジャズはビッグバンドというトランペット・トロンボーンの金管楽器6~8名・サックス中心の木管楽器4~6名・ピアノ・ギター・ベース・ドラムなどのリズムセクション3~4名が標準的な編成となり、4ビート・スイング・リフの使用・各メンバーの長大なソロなどを特徴とする。ポピュラー界のミュージシャンも、ジャズメンほど自由な即興はおこなわなかったが、明らかにジャズに特徴的なリズムとメロディをとりいれ、1930年代初めには、ジャズの感覚を吸収した先のビング・クロスビーがメイン・ストリームでは最高の人気を占め、ポピュラー・シンガーがジャズ風の楽団を伴奏に歌うのはごくありふれたこととなった。社交ダンスの音楽にもジャズの要素が大幅に取り入れられた。
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