ジンラ號
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:18 UTC 版)
日本陸軍の地下秘密研究所(第十一陸軍技術研究所)が太平洋戦争中に開発していた強力な装甲を身に着けた不死の人造人間。外観は潜水服のような全身装甲服であり、耐弾性と積層装甲のため、丸っこい体型となっている。ヘルメット状の頭部装甲には双眼の丸いゴーグル状レンズがある。中には不死化・筋肉強化され、自我を失った兵士が存在しており、一度起動すると殺戮の限りをつくす。オープニングで披露される百二十四式特殊装甲兵ジンラ號のスペックは、以下の通り。 装甲:全複合鋼鉄合金 動力:複式直結発動機五型 蓄電池三号 二次廿一型 射撃武器:百式短機関銃(べ式) 携行武器:九八式軍刀 空挺装備:九一式落下傘 自爆装置:三式自動発火装置 五瓩爆弾6個 なお、“べ式”とはベルグマンMP18、MP28短機関銃を指す略称であるが、当作品でジンラ號が装備している短機関銃は作品オリジナルの架空のものである。また、名称と形状は似ているが一〇〇式機関短銃とはまったく別の火器である。 計画されていた運用法は空襲時にジンラ號を高射砲で発射し、空中で内蔵されている爪でB-29にしがみ付かせ、そのまま到着したサイパンやテニアンなどのB-29基地で破壊の限りを尽くしてから自爆するというものであった。 着ぐるみの胸には菊花紋章がつけられていたがNGとなり、スタジオのゴミ捨て場にあった部品を貼って隠している。
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