ジョージ・ヴァン・タッセル
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「アシュタール」の記事における「ジョージ・ヴァン・タッセル」の解説
文化人類学者でありUFO宗教研究家であるデンズラーは、「長期的に見て、コンタクティ運動の伝播と普及において最も重要な人物だと言えるのはジョージ・ヴァン・タッセルである」と述べている。1947年にヴァン・タッセルは、モハーベ砂漠のそばのジャイアントロックに引っ越し、大きなUFOセンターを設立した 。 ヴァン・タッセルは、現代の宗教的UFO研究の創立の父の一人であり1940年代後半から1950年代初頭にかけてアメリカで最も有名なUFOグループを引率した。彼らのグループは、彼が引っ越したジャイアントロックのそばで組織したグループから発展している。グループはヒーリングアートを奨励したが、その主な焦点はUFOコンタクティにインタビューし、情報を集めることだった。彼らの活動はラジオやテレビで話題となり、1950年代にタッセルはコンタクティ経験の最も有名なプロモーターとしていくぶん有名になった。 1952年、タッセル自身が地球外生命体であり次元間的存在であるアシュタールからメッセージを受け取ったと主張した。タッセルによると、それは物理的な接触によるものではなく、テレパシーコミュニケーションを介したものだった。このアシュターと呼ばれる情報源は「空飛ぶ円盤時代の最初のメタフィジカルスーパースター」となった。タッセルはまた、聖書の内容を地球外生命体による介入と言う観点から解釈し、イエスは人類の進化を助けるために宇宙からやって来たと主張した。タッセルの主張では、ユニバーサルマインド(普遍/宇宙意識)と呼ぶ領域にアクセスすることで、亡くなった人間からもメッセージを受け取ることができる。 地球外生命体とのコミュニケーション方法は、一般に「チャネリング」と呼ばれる伝統的・宗教的な霊媒術を用いるが、彼の確立した方法はそれは異なり、ごく自然な人間の能力と進化したエイリアンテクノロジーの両方を用いる新しいコミュニケーションだと主張した。自分の使うメソッドがオカルト的、形而上学的でなく保たれるよう注意をしたが、同時に送られてくるメッセージに「共鳴」する必要があるとした。それが高次のテクノロジーであり、瞑想などのテクニックを通じて誰もが取得できるテクニックだとした。
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