ジャッジメントシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:18 UTC 版)
「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス」の記事における「ジャッジメントシステム」の解説
イヴァリースには「ロウ」(law)という戦闘ルールがあり、クラン同士の抗争(エンゲージと呼ばれる)などでは常にジャッジが見張り、ロウ違反を取り締まっている。 ロウで制限された行動を行ってしまうとジャッジから警告が出され、バトル終了後に罰金の支払いなどのペナルティをうけ、イエローカード2枚もしくはレッドカード1枚でエンゲージから強制的に退場となってしまう。退場してしまった場合は山岳都市スプロムにある「プリズン」という収容所に送られる。ただし、一部のボスキャラなどはロウに違反してもプリズンに送られることは無い。主人公(マーシュ)がプリズンに送られるとゲームオーバー。 ただし、ジャッジの監視下に置かれたエンゲージにおいて戦闘不能となり、その状態のまま戦闘が終了しても「死亡」することはなく次のエンゲージにも参加出来る。生命の危機に晒されることなくバトルを行う事が出来るシステムなのである(後述するヤクトでは別)。 このロウは守るだけではなく、「アンチロウカード」というロウを打ち消したり新たにロウを追加するなどロウを破ることが出来るアイテムも存在する。さまざまなロウに対応するためタイプの違う多くのユニットを育てる事も、少数精鋭に絞ることで厳しくなる制限をかいくぐろうと思考を巡らせる事も出来るようにと導入されたこのシステムは、(「制限される面白さ」というキャッチフレーズではあるが)結果的にはユーザーにとって「ただ制限をされるだけ」と不満の残る出来であったためか、国外版では「○○愛護」(○○部分には種族名が入る。その種族を攻撃するとペナルティ)のような強力な制限を持つロウの削除や、特定の行動を行うとJP(ジャッジポイント)が支給されるという「奨励ロウ」が追加された。 また、イヴァリースには「ヤクト」(『FFXII』とは定義が異なる)と呼ばれるいわゆる無法地帯がいくつか存在し、そこで行われる戦闘にはジャッジもロウも存在しない。しかし、戦闘終了時に戦闘不能の仲間がいると完全に「死亡」となり二度とゲームには復帰できなくなる。もちろん、主人公が死亡するとゲームオーバーである。こういった面でジャッジの存在の重要さが理解できる。
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