ジャガイモシロシストセンチュウ
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ジャガイモシロシストセンチュウ (Globodera pallida) は、茎線虫目に属する線虫の一種。植物、特にジャガイモの病原体としてよく知られる。作物に大きな損害を与えることから、経済的に最も重要な植物寄生性線虫の一つだと考えられている。また、シストを形成する線虫を研究する上でのモデル生物としても利用されている[2]。英名にはpotato cyst nematode, white potato cyst nematode, pale potato cyst nematode, potato root eelworm[3], golden nematode[4], pale cyst nematode[5]などがある。
- ^ ジャガイモシロシストセンチュウの確認について, 農林水産省, (平成27年8月19日)
- ^ a b Cotton, J. A., et al. (2014). The genome and life-stage specific transcriptomes of Globodera pallida elucidate key aspects of plant parasitism by a cyst nematode. Genome Biology 15 R43.
- ^ a b c d e f g h Globodera pallida. Invasive Species Compendium. CABI.
- ^ Globodera pallida. nematode.net. Washington University in St. Louis.
- ^ a b Pale Cyst Nematode, Globodera pallida. Invasive Species Factsheets, Michigan State University.
- ^ a b c d Globodera pallida. Nemaplex. UC Davis. Revised 2013.
- ^ ヨーロッパにおける ジャガイモシロシストセンチュウ対策、農畜産業振興機構、2021年5月10日
- ^ a b ジャガイモシロシストセンチュウの緊急防除について 農林水産省 植物防疫所
- ^ ジャガイモシロシストセンチュウの緊急防除に関する省令
- 1 ジャガイモシロシストセンチュウとは
- 2 ジャガイモシロシストセンチュウの概要
- 3 外部リンク
ジャガイモシロシストセンチュウ
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「緊急防除」の記事における「ジャガイモシロシストセンチュウ」の解説
ジャガイモシロシストセンチュウは、ジャガイモ等のナス科の植物に寄生して枯死させる害虫で、2015年(平成27年)8月に北海道網走市内のほ場において、日本国内で初めて確認された。 そこで、2016年(平成28年)10月23日から2020年(令和2年)3月31日の期間とし、北海道網走市の一部を防除区域として、ナス科植物の作付け禁止、移動の制限、廃棄の措置等による緊急防除が行われている。
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