シーボルト・コレクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 19:17 UTC 版)
「国立民族学博物館 (オランダ)」の記事における「シーボルト・コレクション」の解説
「フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト」も参照 ドイツ国籍のシーボルトは「山オランダ人」とごまかして日本に入国すると、蘭医として長崎で1823年から29年にかけて働き、長崎の日本人も診療し、その対価として患者から文物や工芸品を贈られた。ヨーロッパでは、その贈り主たちには想像もつかない学術的注目を集めることとなる。それら日用品には、江戸時代後期の日本で家事に用いた品や木版画、家財道具類が含まれ、シーボルトの民族学コレクションの基盤となる。さらなる情報をもとに、シーボルトは『日本』(Nippon) を刊行した。また職業上の関心から、日本の伝統医療で用いた器具も集めた。2005年から、シーボルト旧宅のひとつをシーボルトハウスとして博物館を設け、コレクションの一部を移管して展示をはじめた。
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