シーボルトハウスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > シーボルトハウスの意味・解説 

シーボルトハウス【SieboldHuis】

読み方:しーぼるとはうす

オランダ中西部都市ライデンにある邸宅1830年代シーボルト住んだ旧宅であり、2005年日本博物館シーボルトハウスとして公開された。シーボルトゆかりの品々や、日本から持ち帰った標本などを展示


シーボルトハウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/26 15:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
日本博物館シーボルトハウス
Japanmuseum SieboldHuis
日本博物館シーボルトハウス
施設情報
館長 Kris Schiermeier
開館 2005年3月
所在地 {{{所在地郵便番号}}}
オランダライデン、Rapenburg 19
位置 北緯52度09分35秒 東経4度29分04秒 / 北緯52.159659度 東経4.484548度 / 52.159659; 4.484548
外部リンク http://www.sieboldhuis.org/jp/
プロジェクト:GLAM

日本博物館シーボルトハウスオランダ語: Japanmuseum SieboldHuis)はオランダライデン市にあるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの旧宅である。2005年に博物館として開館している。

シーボルトの旧宅

ラーベンブルグ通り19番地にあるこの建物は、16世紀初めに設立され、その後増改築が繰り返されている。ライデンに帰還したシーボルトは1832年にこの邸宅を1万3千ギルダーで購入し、1837年まで居住している。この邸宅で彼は『日本(Nippon)』を執筆している。彼が日本滞在中に収集したコレクションは邸宅にて公開され、その後オランダ王家に6万ギルダーで売却された後、ライデン民族学博物館などに収蔵された[1]

その後、建物はオランダ政府の所有となり、地方裁判所として使用された。日蘭交流400周年にあたる2000年に改装され、2005年3月に博物館として開館した。2000年5月25日には天皇皇后とオランダ国王ベアトリクスが来館した。日本博物館シーボルトハウスでは以来、2008年から毎年5月にヤパン・マルクトと銘打ったイベントを催している[2]

また、2005年には当館にて小泉純一郎首相(当時)とヤン・ペーター・バルケネンデ首相(当時)の首脳会談が行われた。

現在、日本博物館シーボルトハウスでは博物館事業の他にも日蘭文化交流事業を展開している。

収蔵品

日本博物館シーボルトハウスには国立民族学博物館の他、国立自然史博物館、ライデン大学付属国立植物標本館(現在のオランダ国立植物標本館)、ライデン大学図書館に分納されていた収集品の一部が集められ展示されている。

現在、展示室にてシーボルトが収集した日用雑貨や仏具、絵画、日本で使用した医療器具、日本の家屋や船の模型が展示されている。動物の標本には、長崎で飼育しオランダに連れ帰ったニホンカワウソニホンザルに加えて、「サクラ」と名付けた愛犬の剥製がある。植物標本には日本人妻お滝からHydrangea otaksaと命名したアジサイの標本や、伊藤圭介が贈呈した標本帖などがある。

また、高橋景保土生玄碩から入手した地図や、川原慶賀作の風景画、写生画なども展示されている。

ギャラリー

脚注

  1. ^ 日本博物館シーボルトハウス『シーボルトハウス博物館ご案内』パンフレット(2009)
  2. ^ 第六回JapanMarkt”. シーボルトハウス公式ホームページ. 2013年5月19日閲覧。

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シーボルトハウス」の関連用語

シーボルトハウスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シーボルトハウスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシーボルトハウス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS