シルヴァー・スター・フィルム社と疑似米国映画
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「ジェリー・ベイリー (俳優)」の記事における「シルヴァー・スター・フィルム社と疑似米国映画」の解説
1980年代以降のベイリーの出演作品は幾本かVHSソフトとして日本でも発売されたために接することが可能である。 古くからフィリピンで活動するシリオ・H・サンティアゴ監督の作品にも出演する一方、新興の香港系の疑似米国映画専門のシルヴァー・スター・フィルム社の作品にも脇役出演する傍らスタントや擬斗の指導及び演出を受け持った。俳優としては筋骨隆々たる体躯を生かして屈強な男の役が多く、アジア系はもとよりラテン系の役を善悪問わずに演じた。また、当時のシルヴァー・スター・フィルム社作品にはロマーノ・クリストフやジム・ゲインズ、ドン・ゴードン・ベル、マイク・モンティーなど無名に等しい欧米人俳優が配役の中心だったが、ベイリーなどのフィリピン映画の中堅やベテランも僅かながら参入しており、ルエル・ヴェルナール、トニー・カレオン、ディック・イスラエル、フィリップ・ガンボア、スバス・ヘレロなども出演していた。 シルヴァー・スター・フィルム社と他社の作品でもクリストフやゲインズとの共演が目立ち、ベトナム戦争物『ジャングル・ラッツ』(1987年/未/ビデオ)の5人の戦闘プロの一人にも起用されたが、性格俳優としては今一つで、本領はアクション要員にあると言える。その後、香港系のダヴィアン・インターナショナル作品にも端役出演したが、キャリアのピークはシルヴァー・スター・フィルム社作品に関わっていた頃の様である。
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