シベトンとは? わかりやすく解説

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シベトン

分子式C17H30O
その他の名称Civetone、シベトン、cis-シベトン、cis-Civetone、cis-チベトン、チベトン、Zibeton、(Z)-9-Cycloheptadecen-1-one、(9Z)-9-Cycloheptadecene-1-one、(Z)-シベトン、(Z)-Civetone
体系名:(Z)-9-シクロヘプタデセン-1-オン、(9Z)-9-シクロヘプタデセン-1-オン


シベトン

名称シベトン
英名civetone
別名
化学式C17H30O
香り霊猫香シベット
状態s(無色
融点31~32
沸点342(742mmHg),59(2mmHg)
比重※0.917(d33/4)
性質有機溶媒に易溶/不溶
用途高級調合香料化粧品
有機性340
無機77
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

シベトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/15 20:04 UTC 版)

シベトン[1]
識別情報
CAS登録番号 74244-64-7
PubChem 5315941
ChemSpider 4475121
UNII P0K30CV1UE
日化辞番号 J57.867C
特性
化学式 C17H30O
モル質量 250.4195
外観 結晶性固体
密度 0.917 at 33 °C
融点

31-32 °C

沸点

342 °C

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シベトン(civetone)は、環状ケトンの一種であり、知られている最も古い香水原料の一つである(霊猫香を参照)。アフリカジャコウネコ英語版フェロモンである。極度に希釈すると良い匂いとなる強い麝香質の香りを有する[2]。シベトンは麝香中の主要な香気化合物であるムスコンと類似している。今日、シベトンはパーム油中の前駆体化学物質から合成することができる[3]

化合物名はcivet(ジャコウネコ)+ one(ケトンを表す接尾辞)から。

脚注

  1. ^ Merck Index, 11th Edition, 2337.
  2. ^ Bedoukian, Paul Z. (1967). Perfumery and Flavoring Synthetics (2nd ed.). New York: Elsevier. pp. 248 
  3. ^ “Synthesis of civetone from palm oil products”. Journal of the American Oil Chemists' Society (Springer Berlin / Heidelberg) 71 (8): 911–913. (August, 1994). ISSN 0003-021X.  (Online) ISSN 1558-9331.



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