サーリプッタの考える道順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 04:21 UTC 版)
真人・正しくさとった人のすべてが通ってきた道順は、五つの蓋を捨て去って、心の煩悩を明らかに知って、四つのことを心に思い浮かべる修行(四念処)のうちに心を安立し、七つのさとりのことがら(七覚支)を如実に修行し、無上のさとりを完成したということであった。また、最初の時期には五下分結についての解釈は一定しておらず、死後に四悪道のいずれかにおもむかせる五つの束縛という解釈もされていた。 (170) その尼さまは、次の教えを説き示してくださいました。・・六つの感官と認識対象とを合わせた十二の領域と、十二の領域に六つの認識作用を合わせた十八の要素と、最高の目的に達するための四つの尊い真理と、五つのすぐれたはたらきと、五つの力と、七つのさとりを得るためのてだてと、八つの実践法よりなる道(八正道)とを説き示した。(172) 禅定し、その教示を実行し、夜の初更に前世のことを思い起こしました。夜の中更にすぐれた眼(天眼)を浄めました。夜の後更に、無明の闇黒の塊を破り砕きました。という経文が残されている。
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