サーフ種目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 05:29 UTC 版)
「ライフセービング (スポーツ)」の記事における「サーフ種目」の解説
アイアンマン(アイアンウーマン)レース 水中からスタートし、沖合いにあるブイまでスイム(水泳)・パドルボード・サーフスキー3種類での往復を一人でこなすトライアスロン。種目間を移動するときは走らなければならない。「鉄人レース」の名のとおり、スタート直後の心拍数が180近くまで上がるという最も過酷な競技であるとともに、最も盛り上がる花形競技である。勝者には「ミスター(ミス)・ライフセーバー」の称号が与えられる。3種目の順番はくじ引きで決められる。 サーフスキー・レース かつて救助に用いられていたサーフスキーによるレース。250m沖のブイを迂回して戻って来る事で競う。スタート地点とゴールが水際である点が他の競技と違う。 タップリン・リレー タップリン(Taplin)は考案者の名前に由来。アイアンマンレースと同じコースを、スイム・パドルボード・サーフスキーの各種目を3人で受け持ちリレーを行う。学生選手権では、6人1チームで、各種目を2人ずつでこなす。3種目の順番はくじ引きで決める。アイアンマンレースに次いで人気のある競技。 パドルボード・レース 合計800mのコースをパドルボードで競う。パドリングの速度はもちろん、沖に出るのに波にぶつかっていくか反転してやりすごすかを見極めたり、直線で向かわず最大限に波を利用するポイントから入っていくなど実用的な技術が問われる。 ラン・スイム・ラン 文字通り、走って、泳いでまた走る。陸上を溺者に最も近い位置まで走り、泳いで溺者を救助した後、陸上に引き上げるという救助活動を模したもの。ライフセーバーが日頃から行っている基礎トレーニングの一手法であるが、競技においては海岸200mを走り、120m沖のブイ間で泳ぎ、さらに7連ブイのある142mと迂回して浜に戻りまた200m走りゴールする。苛酷な競技の一つである。 レスキューチューブ・レース レスキューチューブ技術を争う競技。4人1チームで、1人が溺者として沖に待機し、1人が救助者、残る2人が救助サポートをする。溺者は沖でヘルプの合図を出す。救助者はレスキューチューブとフィンを装着して救助に向かい、サポート役の2人にアシストを頼む合図を送り、溺者をチューブで巻き、浜まで泳いで引っ張っていく。波打ちぎわでサポート役2名が溺者を引き上げゴールラインまで運ぶ。 レスキューボード・レスキューレース レスキューボードでの救助技術を争う競技。2人1組で、溺者役の1人が沖まで泳ぎ、もう一人が救助に向かう。2人でパドリングして戻ってくる。スタート地点は浜だが、ゴールは指定された波打ち際である。救助者役の選手は、溺者として沖にいる選手の「助けてサイン」を確認してから救助をスタートする。
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