サヤカスプリングハート【サヤカスプリングハート】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7983号 |
登録年月日 | 2000年 3月 30日 | |
農林水産植物の種類 | ファレノプシス | |
登録品種の名称及びその読み | サヤカスプリングハート よみ:サヤカスプリングハート | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 4月 1日 | |
品種登録者の名称 | 大石吉司 | |
品種登録者の住所 | 静岡県浜北市小林1620番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大石吉司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,Doritaenopsis「Kyoto」にナゴランを交配して育成されたものであり,花色はドーサル・セパルが鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の脈斑,ラテラル・セパルが鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の点斑及び網斑,ペタルが鮮紫ピンクの地色に鮮赤紫色の脈斑が入り,リップ中央裂片は濃赤紫の単色で部分反転平咲の鉢物向きの中型種である。株の大きさは中,草姿は横性である。葉の正面の形は広線形,先端の形は漸鋭先形,横断面の形はⅢ型,向きは水平,ねじれは無,幅は51~75㎜,長さは10.1~20㎝,表面の色は暗黄緑である。花序の型は総状,長さは30.1~50㎝,幅は10.1~20㎝,花数は6~10,花茎の長さは3.1~4㎜,太さは20.1~35㎜,色は灰紫,抽出方向は斜上,強さは硬である。花型は部分反転平,花の横径及び縦径は5.1~7.5㎝,ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形,先端の形は鈍形,ねじれ及び周縁の波打は無,ラテラル・セパルの正面の形は倒長楕円状披針形,先端の形は鈍形,ねじれは有,周縁の波打は無,ペタル正面の形は倒卵形,先端の形は円形,ねじれは無,周縁の波打は有,リップ中央裂片正面の形はⅥ型,ヒゲ,毛の有無,突起又は稜及びねじれは無,側裂片の形はⅥ型,巻き込みはⅠ型である。花色はドーサル・セパルは鮮紫ピンク(JHS カラーチャート8904)の地色に鮮赤紫(同9207)の脈斑が入る,ラテラル・セパルは鮮紫ピンク(同8904)の地色に鮮赤紫(9207)の点斑及び網斑が入る,ペタルは鮮紫ピンク(同8904)の地色に鮮赤紫(同9207)の脈斑が入る。リップ中央裂片は濃赤紫(同9509)の単色,側裂片は淡紫ピンク(同9501)の地色に濃赤紫(同9509)の胡麻斑及び爪斑が入る。花の香りは弱,開花期は春である。Doritaenopsis「Kyoto」と比較して,ドーサル・セパル及びペタルに脈斑が入ること,ペタル正面の形が倒卵形であること,リップ中央裂片の正面の形がⅥ型であること等で,「Lilylan」と比較して,ペタル正面の形が倒卵形であること,ペタルに脈斑が入ること,リップ中央裂片の地色が濃赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者の温室(静岡県浜北市)において,Doritaenopsis「Kyoto」にナゴランを交配し,その実生の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「サヤカ.スプリング.ハート」であった。 |
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