サナーグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 09:11 UTC 版)
「プントランド・ソマリランド紛争」の記事における「サナーグ」の解説
サナーグはSSC地域の北部に当たる。領有権が争われたのはプントランドが独立を宣言した1998年以来のことである。 2003年のはじめ、ダロッド族の建てた国プントランドは民族統一主義を掲げ、SSC内のダロッド族が住む地域に武力侵攻した。それに対してソマリランドは、SSC地域は元のイギリス保護領であり、自国領だと主張した。これが武力衝突となり、死傷者も発生した。捕虜も発生したが、これは後に交換されている。 2004年にプントランド大統領のアブドゥラヒ・ユスフがその職を辞してソマリア暫定連邦政府の大統領となったが、当時ソマリア中心部はアルカーイダと関係が深いイスラム法廷会議が支配しており、ソマリア暫定連邦政府はこの紛争に対しても実効力は無かった。2005年、プントランドは外国人投資家にスールとサナーグの油田調査権を売却している。ソマリア暫定連邦政府はイスラム法廷会議をソマリア中心部から追い出した2007年1月にも改めてソマリランドを含むソマリア全土の主権を主張している。 2007年7月1日、サナーグはマーヒルとしてプントランド及びソマリランドからの独立を宣言した。しかし2009年にプントランドに復帰した。 2020年2月26日、ユーべ(英語版)から18キロメートルの地点でプントランド軍とソマリランド軍の戦闘が行われている。 2021年3月15日、プントランド海軍がラス・コレーから東の海岸一帯で、違法操業をする漁船の取り締まりを行った。 2021年3月25日、プントランド軍がダハールの町で行われたデモ隊に実弾を使ったとして、ソマリア連邦政府が非難声明を発表した。
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