サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 18:52 UTC 版)
「サクラ属」の記事における「サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)」の解説
サクラ類をサクラ属(Cerasus、ケラスス)に分類するか、スモモ属(Prunus、プルヌス)に分類するか国や時代で相違があり、現在では両方の分類が使われている。ロシア、中国、1992年以降の日本ではヤマザクラやセイヨウミザクラなどサクラのみ100種をサクラ属(Cerasus)として分類するのが主流である(狭義のサクラ属)。一方で西欧や北米では各種サクラとスモモ、モモ、ウメ、ウワミズザクラなど約400種を一括してスモモ属(Prunus)として分類するのが主流である(広義のサクラ属)。これは比較的サクラ類の多いロシアや中国ではサクラ類を独立した属として分類していたのに対し、伝統的にサクラ類の少ない西欧と北米ではサクラ類をスモモやモモやウメなどと一括して分類していたためである。日本の科学は西欧や北米の基準に合わせる事が多かったため従来はサクラ類をスモモ属(Prunus)としていたが、1992年の東京大学の大場秀章の論文発表以降は、実態に合ったサクラ属(Cerasus)表記が主流である。なお、この「種」とは分類学上の種(species)のことで野生に自生する種のみを指し、種(species)の雑種や種(species)の下位分類の変種(variety)や、全く異なる分類体系となる野生種から開発された栽培品種(cultivar)は、種(species)の数に含めないことに留意する必要がある。
※この「サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)」の解説は、「サクラ属」の解説の一部です。
「サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)」を含む「サクラ属」の記事については、「サクラ属」の概要を参照ください。
サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:32 UTC 版)
「サクラ」の記事における「サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)」の解説
サクラ類をサクラ属(Cerasus、ケラスス)に分類するか、スモモ属(Prunus、プルヌス)に分類するか国や時代で相違があり、現在では両方の分類が使われている。ロシア、中国、1992年以降の日本ではヤマザクラやセイヨウミザクラなどサクラのみ約100種をサクラ属(Cerasus)として分類するのが主流である(狭義のサクラ属)。一方で西欧や北米では各種サクラとスモモ、モモ、ウメ、ウワミズザクラなど約400種を一括してスモモ属(Prunus)として分類するのが主流である(広義のサクラ属)。これは比較的サクラ類の多いロシアや中国ではサクラ類を独立した属として分類していたのに対し、伝統的にサクラ類の少ない西欧と北米ではサクラ類をスモモやモモやウメなどと一括して分類していたためである。日本の科学は西欧や北米の基準に合わせる事が多かったため従来はサクラ類をスモモ属(Prunus)としていたが、1992年の東京大学の大場秀章の論文発表以降は、実態に合ったサクラ属(Cerasus)表記が主流である。
※この「サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)」の解説は、「サクラ」の解説の一部です。
「サクラ属(狭義のサクラ属)とスモモ属(広義のサクラ属)」を含む「サクラ」の記事については、「サクラ」の概要を参照ください。
- サクラ属とスモモ属のページへのリンク