サキコ【サキコ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6672号 |
登録年月日 | 1998年 7月 17日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | サキコ よみ:サキコ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 8月 17日 | |
品種登録者の名称 | 櫻井正一 | |
品種登録者の住所 | 三重県亀山市井尻町949番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 櫻井正一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ワカクサ」に「伏見」を交配して育成されたものであり,花はセパル及びペタルが淡黄緑の地色に浅黄緑のぼかしと穏黄緑の条線が入り,リップが円形で黄白の単色の中型種である。 草型の大きさは中,草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は扁円形,高さは31~60㎜,長径は21~30㎜である。葉の全体の形は線形,先端の形は不等鋭先形,頂点の角度は30~45度,先端の角度は60~90度,葉の長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は緑,葉数は10~12枚である。1花茎の花数は11~20,花茎の太さは6.1~9.0㎜,長さは30~50㎝,上部,中部及び下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き,花の横径及び縦径は41~60㎜,ドーサル・セパルの正面の形は長楕円形,先端の形は微突形,ラテラル・セパルの正面の形は湾曲倒卵形,先端の形は不等微突形,ペタル正面の形は広線形,先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は円形,先端の形は微突形,周縁の反転及び波打ちは小である。全体的な花色は緑系,花色はドーサル・セパル,ラテラル・セパル及びペタルは淡黄緑(JHS カラーチャート3102)の地色に浅黄緑(同3109)のぼかしと穏黄緑(同3312)の条線が入る,リップは黄白(同2902)の単色である。花の香りは無,開花期は冬咲きである。 「サラジーン’アイスカスケード’」と比較して,一花茎の花数が少ないこと,リップ周縁の波打ちが小さいこと,セパル及びペタル内側の地色が淡黄緑であること,リップ内側の花色の分布が単色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者が「ワカクサ」に「伏見」を交配した実生苗を購入し,平成元年に出願者の温室(三重県鈴鹿市)において,開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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