佐香錦【サカニシキ】(食用作物)
![]() | 登録番号 | 第11585号 |
登録年月日 | 2004年 1月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 佐香錦 よみ:サカニシキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 島根県 | |
品種登録者の住所 | 島根県松江市殿町1番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 藤原耕治、門脇義行、高橋眞二、杉山万里、陶山研治、広沢敬之、田村明長、福田誠、古山武夫、山本朗、岩本正俊、田畑光正、神田正治、重栖睦弘、安部浩 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「改良八反流」に「金紋錦」を交配して育成された固定品種であり、育成地(島根県飯石郡赤来町)における成熟期は早生の早、極大粒の醸造向きの水稲、粳種である。草型は偏穂重、稈長はやや長、細太は太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数は中、粒着密度は疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小は極大、色沢は淡、精玄米千粒重は極大、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良、心白の多少は多、大小はやや大、腹白の多少及び胴割の多少は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、穂揃日数は中、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性はやや難、耐倒伏性はやや強、脱粒性はやや難、地上部全重はやや大、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや弱、白葉枯病ほ場抵抗性は中である。蛋白質含量はやや低である。「五百万石」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-aであること等で、「改良八反流」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和60年に島根県農業試験場(出雲市)において、「改良八反流」に「金紋錦」を交配し、平成元年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、島根県中山間地域研究センター(飯石郡赤来町)で固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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