コーヒー豆の流通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 05:32 UTC 版)
コーヒー豆の流通は、世界の大手4社(クラフト、ネスレ、P&G、サラ・リー)による寡占状態で、さらに複雑な流通経路からかなりコスト高となっている。かつて世界の一次産品貿易品目のうち、貿易高で石油に次ぐとされた時期もあったが、国際コーヒー協定の輸出割当制度が停止(その後削除)された1989年以降、輸出価格が大幅に下落したにもかかわらず、消費者価格はさほど変わっていないのが現状である。 コーヒー豆の輸出入は一部の国を除いて麻袋で行われている。焙煎前の生豆の状態で麻袋(またい)単位で取引され、1袋当りの重量は60kgが基本となっている(ブラジル産、アメリカ農務省や世界コーヒー機関の統計データ)が、実際には産地によって異なり、コロンビアの70kg、中南米の150ポンド=68kg、ハワイの100ポンド=45.4kg などがある。なお、コーヒーの輸入国では麻袋が大量に排出されるためリサイクルも行われている。
※この「コーヒー豆の流通」の解説は、「コーヒー豆」の解説の一部です。
「コーヒー豆の流通」を含む「コーヒー豆」の記事については、「コーヒー豆」の概要を参照ください。
- コーヒー豆の流通のページへのリンク