コンピューターによる解析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 00:14 UTC 版)
「どうぶつしょうぎ」の記事における「コンピューターによる解析」の解説
東京大学情報基盤センター准教授の田中哲朗は、コンピュータを用いた「起こりうる全局面(2億4680万3167局面)」の解析により(計算時間はパソコンで5時間半)、両者が最善を尽くした場合(二人零和有限確定完全情報ゲームも参照)、78手で後手の勝利となる、すなわち、後手にミスがない限り後手必勝となるという結果を2009年6月に発表した。この解析結果を元にした、後手番必勝を体験できる、すなわち78手目で詰まされるまで何度でも待ったをして先手番の負けを体験できる「どうぶつしょうぎ名人」が公表されている。また、田中の報告によれば、実質的には1手パスとなる「敵陣1段目のひよこ打ち」が勝利のために有効な局面が68局面存在したことと、駒の動きと配置の関係上、合法手が存在しない(チェスのステイルメイトに相当する)状態は、このゲームでは起こり得ないことが判明した。
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