コンシステンシーによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/23 07:27 UTC 版)
「コンシステンシー (土質)」の記事における「コンシステンシーによる分類」の解説
土質基礎として区分されるものは種々の粒度の土砂からなり、地質図には主に第四紀層(洪積層・沖積層)として取り扱われている部分で、現在の河川の流域、低地、台地などに分布するものである。これは現在人類の生活と密接な関係があり、都市の発達、耕地および工場の設置されるところである。しかし一般地質においては十分研究されていないが、応用地学、または土壌学、工学的の分野からみればそれぞれ異なった取扱いがなされる。 土を工学的な材料として利用する分野ごとに分類表が作られるようになったが、その最も古いものが道路技術者が始めた道路材料としての分類方式であり、その後飛行場滑走路建設用、盛土やアースダム用土用など広く用いられるものができ、また一方では土を材料として取り扱うのではなく、建造物の基礎地盤土としての性質を考える分類表なども提案された。土を工学的に分類するためには、土は材料的に取り出したものとして考える場合と、地盤土として考える場合を区別するべきである。 土を手にとった場合、まず考えられるのは粒度である。砂、粘土、というのは最初の見た感じと手触りからである。土は粒度さえはっきりすればその性質が推定でき、分類は簡単にできるという考え方があった。粗粒度はその通りであるが、細粒土はきわめて類似して土が全く異なる性質と強さを示すことが明らかにされ、土のコンシステンシーを粒度と同時に考慮することが必要である。
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