コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ
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「コンクール・デレガンス」の記事における「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」の解説
2020年現在、現存する最古のコンクール・デレガンスである。規模の大きさはペブルビーチに劣るものの、その格式の高さはペブルビーチと双璧をなすもので、こちらの方がさらにエレガントとも言われる。大会は土曜日と日曜日に分けて行われるが、土曜日は出展車関連の人々と世界から招待された審査員、そしてメディア関係者のみに限られるというのが、そのエクスクルーシブな雰囲気を有する所以である。もちろん日曜日には一般開放され、誰もが出場車を観覧できる。 エントリーされた200台の中から約50台が厳選されるが、それらは全てFIVAの認定書を有した由緒ある車両である。大会形式は、「ベスト・オブ・ショー」、「デザイン・アワード」、そして16歳以下による投票賞と、クラスA - Hに分けられた8つの賞、またスポンサーなどによる賞がいくつかあり、それぞれに1台が選出される(2019年時点)。「ベスト・オブ・ショー」は、13人の審査員投票によるものと、土曜日の招待者投票によるもの、日曜日の一般来場者投票によるものの計3つの賞に分けられ、審査員投票によるものは「Trofeo BMW Group」、土曜日の招待者投票によるものは「Coppa d’Oro(コッパ・ドーロ)」、日曜日の一般来場者投票によるものは「Trofeo BMW Group Italia」とそれぞれ表記される。「デザイン・アワード」は最新のコンセプトカーやプロトタイプに対して贈られる、一般来場者投票による賞である。クラスA - Hではそれぞれのテーマに沿った自動車が審査員によって2台ずつ選出される(優勝と準優勝)。16歳以下による投票賞は、16歳以下の一般来場者による投票で、「Trofeo BMW Group Ragazzi」と表記される。スポンサーなどによる賞は来場したその招待者らの投票によってそれぞれ選出される。 自動車評論家の小林彰太郎は、生前にこの大会の数少ない審査員の一人として参加していた。
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