ゲーム雑誌化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:45 UTC 版)
「テクノポリス (雑誌)」の記事における「ゲーム雑誌化」の解説
1980年代中期になるとパソコン市場が成熟し、ユーザーの主な関心は市販ゲームソフトに移った。また、CGプログラムは今まで黙認されていたアニメキャラクターの版権問題が徐々に取り上げられるようになり、掲載が難しくなった。そのため、1986年1月号から「パソコン・ゲームベンチャーMagazine」と売り文句を変え、機械語のプログラミング講座などは終了し、ゲーム紹介やその攻略を中心としたものに変化していった。中でも、市販ソフトの改造手順を紹介したコーナー「マル忍改造」は人気があった。ただし、当時はゲームの攻略情報について、どのように雑誌が取り扱うかの合意がメーカーと雑誌社の間で形成されておらず、トラブルを引き起こすケースもあった。代表的なトラブル事例には、『フラッピー』の再開パスワード公開と『ザ・ブラックオニキス』のキャラクターデータ改造プログラムが挙げられる。これら2つのソフトには、当時クリアしたユーザーを対象に認定書の発行をメーカーが行っていたため、特に問題となった。 読者投稿や読者との交流にも重点が置かれ、投稿が最初に掲載されるとテクポリクラブ会員として認められ、会員番号付きの会員証・バッジ・手帳が編集部から送付されるようになっていた。プログラムやイラスト投稿、手紙といった間接的な繋がりに留まらず、読者が編集部に来たり、読者宅へ電話をするといった企画もあった。読者欄は女子大生パーソナリティーが司会を務め、人気が高かった。
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