グローバルスタディーズの特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 02:00 UTC 版)
「グローバル・スタディーズ」の記事における「グローバルスタディーズの特性」の解説
2008年に初めて開催されたグローバルスタディーズコンソーシアムの年次総会(東京)において、グローバル・スタディーズの研究結果に多く共通する以下特性が認められた。[要出典] 超国家的性質:国際関係論で研究されるような国家間のつながりだけでなく、むしろ地球規模の社会的現象、環境的影響を対象とする。 学際的性質:政治・経済学、文化人類学などの側面だけではなく、生態学、地理学、など自然科学的側面も持ち、分野横断的に広範な事柄を研究対象とする。 現代的性質・歴史的性質:現代の国際政治や国際法を基にした世界情勢の解析を研究対象とするだけでなく、世界史上の国際戦争なども研究対象であり、ギリシャ帝国やローマ帝国の趨勢から現代の紛争・侵略なども論ずることがある。 ポストコロニアルと批判理論:超国家的視点からは、ヨーロッパ中心主義やオリエンタリズムを通じて従来的なグローバリズムを考じることは不適切であることも多い。西洋/東洋といった単純化された視点だけではなく、脱植民地的な視点、多文化社会的な視点から多角的に分析することが求められる。
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