グルコン酸ナトリウムとは? わかりやすく解説

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グルコン酸ナトリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 22:23 UTC 版)

グルコン酸ナトリウム
識別情報
CAS登録番号 527-07-1
日化辞番号 J6.666D
E番号 E576 (pH調整剤、固化防止剤)
特性
化学式 C6H11NaO7
モル質量 218.14 g mol−1
外観 白ないし黄色みを帯びた白色の結晶性粉末
匂い わずかな特異臭
密度 1.8 g cm−3
融点

170-175 °C, 268 K, -113 °F

沸点

196-198 °C(分解)

への溶解度 59 g/100 mL
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

グルコン酸ナトリウム(グルコンさんナトリウム、sodium gluconate)はグルコン酸ナトリウム塩で、化学式C6H11O7Naで表される有機化合物。日本では、1998年9月に新しく食品添加物E576)に指定された。

生成

D-グルコース(ブドウ糖)を原料とし、水酸化ナトリウムpHを調整しながら微生物発酵させることで得られる。グルコン酸は、グルコースの1位アルデヒドカルボン酸へと酸化されている。

用途

タンパク質の冷凍変性防止作用や水分活性低下効果、キレート作用などを持つ。 食品添加物としてはパックライス、味噌醤油魚肉練り製品パンプロセスチーズなどに調味料pH調整剤イーストフード乳化剤、発酵調整剤などとして使用される[1]。工業用としては金属処理、繊維工業における漂白・糊抜き、製紙工業における漂白・脱墨、コンクリート凝結遅延剤などとして使用される[2]

安全性

可燃性があり、燃焼により一酸化炭素を生じる[3]

脚注

外部リンク






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