クモハ51形を交直流試験車493系に改造とは? わかりやすく解説

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クモハ51形を交直流試験車493系に改造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 01:35 UTC 版)

国鉄51系電車」の記事における「クモハ51形を交直流試験車493系に改造」の解説

1961年盛岡工場においてクモハ51085, 51086の2両をそれぞれ直流試験車のクモヤ492-1(電源車),クモヤ493-1(電動車)に改造した台車空気ばね試作台車前者日立製DT91、後者近車製DT92)を履き、車体についてはクモハ492-1のパンタグラフ周辺部分は低屋根化され高圧機器設けられヘッドライトは半埋め込みとなったが、その他の部分種車のままで、内装も低屋根部分ファンデリア設けた以外はそのままだった。モーター制御装置直流交流50,60Hzの3電気区間すべてに入線できるよう、交流整流子電動機前者がMT959、後者がMT960)を永久直列にて抵抗制御使用し直流区間では強め界磁交流区間ではタップ制御加えて駆動するようになっていた。界磁巻線2つ用意されており、直流区間ではこれを直列接続することで200%強め界磁として起動速度上昇したところで1つ界磁巻線切り離し100%界磁とした。また、交流区間抵抗制御併用されタップ制御2段のみである。これらは電動機の直並列制御代わるものとして採用されていた。さらに、発電制動時は界磁巻線1つを他励とすることで、発電制動安定性を向上させていた。動力伝達方式は、可撓吊り掛け式その後1964年3月架線試験車改造され、両車とも完全に低屋根化されてクモヤ493-1に架線観測用のドーム型観測室、テレビカメラ照明装置設けられたほか、車体ドアや窓が埋められるなど、外観大きく変貌した

※この「クモハ51形を交直流試験車493系に改造」の解説は、「国鉄51系電車」の解説の一部です。
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