クハ173・クハ174(→クハ173形)
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「富山地方鉄道クハ170形電車」の記事における「クハ173・クハ174(→クハ173形)」の解説
やはり1969年の輸送需要見直しに伴い、10020形の第2・3編成に組みこまれていたサハ223・224を編成から外した上で、先頭車化改造を行った片運転台制御車である。この2両の車体は先頭車から運転台部分を省いただけでなく、扉間の座席数を増加させたため、全長は18.6mと長い。 この2両とも増結用として電動車の編成に増結する形で運用された。そのため貫通扉はなく、連結面はセンターピラーの細い固定連窓である。また、14790形と連結し、2両編成の代用としての運用もあった。 1980年代後半に冷房改造された。当初は補助電源がなく、大容量の電力供給ができる車両との増結時しか冷房が使用できなかった。のちに改造され、既に冷房車として運用されていたクハ175(後述)と同様、床下には電動発電機を搭載、単車での冷房使用を可能にしている。 1995年に形式名がクハ170形から分割され、クハ173形に変更された。 2008年現在も増結用として運用されているが、大半の列車がワンマン化されたため、運用機会は減少している。運転台直後も含めてオール転換クロスシートのため、特急の増結などに使用されることが多い。 2014年、17480形の導入によって両車とも廃車された。
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