ぎ‐せい【偽製】
ぎ‐せい【×妓生】
ぎ‐せい【擬制】
ぎ‐せい【擬勢/義勢】
読み方:ぎせい
ぎ‐せい【擬声】
ぎ‐せい【擬製】
ぎ‐せい【犠牲】
ぎ‐せい【議政】
ギセイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/10 07:24 UTC 版)
| ギセイ | |
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| 別名 | 宇: Кисіль, 露: Кисель |
| 種類 | 菓子・甘味 |
| 発祥地 | ウクライナ |
| 関連食文化 | 日本料理 |
| 誕生時期 | circa1854 |
| 主な材料 | 寒天, 卵 |
| 類似料理 | キセリ |
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ギセイ(Gisei)は、静岡県沼津市戸田村地区に伝わる西洋風祝祭菓子である。
その由来は、ウクライナ語で「Кисіль(キシリ)」、ロシア語で「Кисель(キセーリ)」、英語で Kysil または Kisel と表記される、ウクライナ起源の祝祭系伝統的甘味デザートにあるとされる。また本物に似せた擬製と伝わる。
日本への伝来
1854年(安政元年)、ロシア帝国海軍の軍艦ディアナ号が下田沖で座礁した際、その代替船として「ヘダ号」の建造が現在の静岡県沼津市戸田村で行われた。 この造船に関わったロシア人技術者らとの交流を通じ、彼らが携えていた甘味料理「キセリ(Kisel)」の代替料理として、地元産の寒天と卵を用いて作られ「ギセイ」と呼ばれた。祝祭の際に供される菓子として伝えられている。
現代の継承
現在、戸田地区では文化交流や地域振興の一環として「ギセイ」を再現する試みが行われている。
関連項目
出典
- 『戸田村史』 沼津市戸田地区、1973年。
- 「ヘダ号とロシアの甘味 ギセイを再現」『静岡新聞』、2024年3月掲載。
外部リンク
- ギセイのページへのリンク