キックボクシング団体一覧とは? わかりやすく解説

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キックボクシング団体一覧

(キックボクシング世界王座認定団体一覧 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 09:19 UTC 版)

キックボクシング団体一覧(キックボクシングだんたいいちらん)は、キックボクシングムエタイシュートボクシングといったリング上で行われる立ち技格闘技の競技大会を統括・王座認定・興行などを行う団体の一覧表である。

キックボクシング

興行団体

イベント名 主な開催地域 設立 創設者 代表 主催および認定団体 概要
「MAGNUM」
「TITANS NEOS」
「SOUL IN THE RING」ほか
日本 東京都 1983年 伊原信一 伊原信一 新日本キックボクシング協会 キックボクシングの創始者である野口修が設立した団体「日本キックボクシング協会」の系統を受け継ぐ団体として活動[1]日本プロスポーツ協会に加盟[2]江幡睦江幡塁を輩出[3]
「爆発シリーズ」
「冠鷲シリーズ」
「喝采シリーズ」ほか
日本 東京都 1984年 石川勝将 渡邉信久[4] 日本キックボクシング連盟NKB 「倒すか、倒されるか」をテーマとしている[5]。歴代王者に須藤信充竹村哲、蛇鬼将矢らがいる[6]
「FIGHT FOR PEACE」
「激闘」
「鐵拳」ほか
日本 東京都 1985年 石川勝将 菅原忠幸 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟 日本キックボクシング連盟の分裂により設立。
SHOOT BOXING
S-cup
日本 東京都 1986年 シーザー武志 緒形健一 シーザー・インターナショナル 立った状態での関節技を認めるルール。鈴木博昭RENAらを輩出[7]
K-1 日本 1993年 石井和義 大木知葉 K-1実行委員会 全盛期は世界トップレベルの重量級選手が出場する大会であったが、経営難により2011年ごろより活動休止状態に入る[8]。2014年から「K-1実行委員会」の運営による「新生K-1」として再始動[8]
「NJKF」
「CHALLENGER」
「DUEL」ほか
日本 東京都 1996年 藤田眞 坂上顕二 ニュージャパンキックボクシング連盟 全日本キックボクシング連盟の分裂により設立。歴代王者に久保優太久保賢司、長島☆自演乙☆雄一郎らがいる[9]
RISE 日本 東京都 2003年 伊藤隆 伊藤隆 RISEクリエーション 那須川天心白鳥大珠田丸辰らを輩出[10]
「TRIBELATE」 日本 東京都 2003年 金野俊憲 金野俊憲 株式会社トライブレイト 総合格闘技の試合も行われる[11]。2025年2月に約7年ぶりに開催された[12]
ACCEL 日本 兵庫県 2004年 酒谷敏生 長田聖司 アクセルプロモーション キックボクシングルールが7割であるが、ラウェイルールフルコンタクト空手ルールMMAルールの試合も行う[13]
「CHAKURIKI」 日本 大阪府 2004年 ノブ・ハヤシ ノブ・ハヤシ ドージョーチャクリキ・ジャパン オランダアムステルダムのキックボクシングジムの日本支部[14]
HEAT 日本 愛知県 2005年 志村民雄 志村民雄 HEAT事務局 キックボクシングと総合格闘技の混合イベント[15]
「BRAVE」 日本 岩手県 2005年 細川英男 細川英男 東北格闘技連合会 アマチュア格闘技イベント。キックボクシング、グラップリング、総合格闘技を中心に、柔術空手ボクシングなど、あらゆる競技の試合を行う[16]
Krush 日本 東京都 2008年 全日本キックボクシング連盟 宮田充 Krush実行委員会 「新生K-1」の始動に伴い、2014年よりK-1グループの興行として活動[17]
DEEP☆KICK 日本 大阪府 2009年 長島☆自演乙☆雄一郎 林裕人 DEEP☆KICK実行委員会 総合格闘技イベント「DEEP」のキック部門[18]
Bigbang〜統一への道〜 日本 東京都 2010年 谷山歳於 谷山歳於 ビッグバンプロモーション K-1ルールに類するルールに加え、肘打ちありルールも採用[19]
エンフュージョン英語版 オランダ
ドイツ
2010年 Edwin van Os Edwin van Os Ed/Bet B.V. IT'S SHOWTIME設立者の1人であるEdwin van Osによって設立[20]
ONE Championship タイ
シンガポール
2011年 チャトリ・シットヨートン チャトリ・シットヨートン Group One Holdings Pte. Ltd. 総合格闘技団体であるが、2018年よりキックボクシングとムエタイを導入[21]
GLORY オランダ 2012年 ピエール・アンデュラン ピエール・アンデュラン グローリー・スポーツ・インターナショナル K-1の経営悪化を受けて設立され、IT'S SHOWTIMEを買収している[22]
HoostCup 日本 愛知県 2012年 アーネスト・ホースト 土居龍晴 アーネスト・ホーストジムJAPAN
「RESISTANCE」
「Join Forces」
日本 2013年 橋本敏彦 成田善一 JAPAN KICKBOXING INNOVATION マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟の分裂により設立[23]与座優貴がプロデビュー戦を行った[24]
Kunlun Fight 中国 2014年 ジャン・フア ジャン・フア クンスン・メディア 2016年にREBELSと合同興行を開催している[25]
RIZIN 日本 2015年 榊原信行 榊原信行 ドリームファクトリーワールドワイド 主に総合格闘技であるが、キックボクシングの試合も行われている。競技会の主催として、団体の垣根を超えたマッチメイクを目指している[26]
KNOCK OUT 日本 東京都 2016年 キックスロード 山口元気 Def Fellow 肘あり・肘無しの両ルールを採用している。2021年にREBELSと統合。鈴木千裕がキックボクサーとして出場している[27]
KROSS×OVER 日本 埼玉県 2017年 坂本光広 島村直希 KROSS×OVER実行委員会 ムエタイ、総合格闘技の試合も行われる[28]
「CHALLENGER」
「KICK Insist」
日本 東京都 2019年 長江國正 小泉猛 ジャパンキックボクシング協会 新日本キックボクシング協会の分裂により設立[23]名高・エイワスポーツジムが2度出場している[29]
BreakingDown 日本 東京都 2021年 朝倉未来 朝倉未来 BreakingDown株式会社 オーディション制度を導入した1分1ラウンドルールのアマチュア格闘技イベント[30]。現役のプロ格闘家も出場。総合格闘技、ベアナックルルールの試合も行う[31]
「NARIAGARI」 日本 大阪府 2022年 皇治 皇治 NARIAGARI実行委員会 オーディション制度を導入した3分1ラウンドルールの格闘技イベント。BreakingDownの模倣であることを認めつつ、格闘技で成り上がりたいと思っている応募者を選出することに主眼を置いている[32]
FIGHT CLUB 日本 東京都 2023年 YA-MAN YA-MAN FIGHT CLUB実行委員会 オープンフィンガーグローブのキックボクシングイベント。RISEクリエーションの協力で開催[33]
STRIKE NEXUS 日本 東京都 2024年 山田峻平 山田峻平 ワンインターナショナル 総合格闘技団体であるFighting NEXUSのキックボクシング部門[34]

統括団体

アマチュア

活動停止

ムエタイ

統括団体

ムエタイ競技場

興行団体

活動停止

脚注

注釈

  1. ^ 主催団体である掣圏道協会そのものは、改称し存続しているが、SAボクシングという競技自体は廃止された。

出典

  1. ^ キックボクシング創立55年…RIZINでも活躍 老舗ジム代表「若い人継承、うれしい」【山崎照朝コラム】”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2025年5月10日閲覧。
  2. ^ Inofomation 新日本キックボクシング協会”. shinnihonkickboxing.com. 2025年5月11日閲覧。
  3. ^ 【新日本キック】12.8 最強ツインズ江幡兄弟がエキシで対戦=弟・塁は大晦日に天心と対戦”. eFight (2019年12月6日). 2025年5月10日閲覧。
  4. ^ LINKS | NKB日本キックボクシング連盟”. 2025年5月22日閲覧。
  5. ^ 日本キックボクシング連盟2・8後楽園激闘! PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメントを田村聖が征する!!”. 週刊ファイト (2020年2月9日). 2025年5月10日閲覧。
  6. ^ NKB歴代チャンピオン | NKB日本キックボクシング連盟”. 2025年5月10日閲覧。
  7. ^ 【シュートボクシング】RENA、鈴木博昭が世界タイトルに挑戦”. eFight (2015年1月16日). 2025年5月11日閲覧。
  8. ^ a b ABOUT”. K-1 OFFICIAL SITE. 2025年5月11日閲覧。
  9. ^ 2011年11月23日 15周年記念式典に歴代王者18人が来場!”. ニュージャパンキックボクシング連盟 (2020年1月22日). 2025年5月10日閲覧。
  10. ^ RISEとは”. rise-rc.com (2022年3月13日). 2025年5月11日閲覧。
  11. ^ TRIBELATE(トリビュレート) OFFICIAL WEBSITE”. www.tribe-late.com. 2025年5月13日閲覧。
  12. ^ 【トリビュレート】元Bigbang王者・出貝泰佑が復帰戦でアマチュア王者に敗れる”. eFight (2025年2月5日). 2025年5月13日閲覧。
  13. ^ ABOUT US ACCELとは”. ACCEL (2024年2月17日). 2025年5月11日閲覧。
  14. ^ ドージョーチャクリキ-ドージョーチャクリキジャパン古河”. www.chakuriki-koga.com. 2025年5月11日閲覧。
  15. ^ 総合格闘技HEATとは”. HEAT. 2025年5月11日閲覧。
  16. ^ BOUTREVIEW (2024年12月19日). “東北格闘技連合会 BRAVE 12.15 岩手県営武道館(レポ):アマチュアキック一般5階級でトーナメント。OVER35・50のタイトルマッチも実施 | BOUTREVIEW”. 2025年5月13日閲覧。
  17. ^ 新生K-1「K-1ワールドリーグ」発足 11.3代々木競技場第二体育館で旗揚げ”. スポーツナビ (2025年5月5日). 2025年5月11日閲覧。
  18. ^ OUTLINE”. DEEP☆KICK. 2025年5月11日閲覧。
  19. ^ ABOUT US”. Bigbang〜統一への道〜. 2025年5月11日閲覧。
  20. ^ ENFUSION - Enfusion Kickboxing”. enfusionlive.com. 2025年5月21日閲覧。
  21. ^ ONEも参入するアジアのキックボクシングに注目。~K-1、KNOCKOUT、RIZINの反応は?~(布施鋼治)”. Number Web - ナンバー. 2025年5月11日閲覧。
  22. ^ どうなる新K−1!? グローリーがショウタイム買収”. スポーツナビ (2025年5月5日). 2025年5月11日閲覧。
  23. ^ a b rokusaisha (2019年5月5日). “また分裂、新たな団体、ジャパンキックボクシング協会(JKA)が誕生!”. 2025年5月13日閲覧。
  24. ^ 【イノベーション】久井淳平が元山祐希との再戦を制し新王者に、極真世界王者・与座優貴はKOデビュー”. eFight (2019年3月31日). 2025年5月12日閲覧。
  25. ^ 【クンルンファイト】全試合結果”. eFight (2016年8月7日). 2025年5月13日閲覧。
  26. ^ ABOUT US RIZIN FFとは”. jp.rizinff.com. 2025年5月12日閲覧。
  27. ^ 千葉修宏. “【KNOCK OUT】MMAとの二刀流鈴木千裕が9日後楽園に来場し今後の試合について発表 - 格闘技 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年5月12日閲覧。
  28. ^ 《KROSS×OVER》公式ルール一覧”. KROSS×OVER. 2025年5月13日閲覧。
  29. ^ 【ジャパンキック】名高、“神業”ハイキックでタイ強豪を衝撃KO!26連勝の無双モードに”. eFight (2023年11月26日). 2025年5月12日閲覧。
  30. ^ 立ち上げから3年、巨大コンテンツへ目覚ましい躍進 朝倉未来が明かす「BreakingDown」成長の要因”. ENCOUNT. 2025年5月13日閲覧。
  31. ^ ベアナックル戦がBreakingDownで実現!【ブチギレジェントルマン】メカ君の極上ファイトに場内大熱狂!”. バトル・ニュース. 2025年5月13日閲覧。
  32. ^ 【NARIAGARI】皇治が新団体とBreakingDownの違いを語る「何も努力していない不良を有名にしたいわけではなく、真剣に頑張っていて志が熱い選手を使いたい」=会見全文”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2025年5月12日閲覧。
  33. ^ FIGHT CLUB”. rise-rc.com (2024年9月26日). 2025年5月12日閲覧。
  34. ^ BOUTREVIEW (2024年2月28日). “STRIKE NEXUS 3.17 新宿フェイス:NEXUSのキック部門、本格スタート。渡邉奎介×堀大助、小久保裕気×藤井重綺で初代スーパーフェザー級王者決定トーナメント準決勝 | BOUTREVIEW”. 2025年5月13日閲覧。
  35. ^ World Kickboxing Federation – WKF – we are the real global player” (英語) (2025年2月12日). 2025年5月18日閲覧。
  36. ^ 全日本学生キックボクシング連盟”. 全日本学生キックボクシング連盟. 2025年4月26日閲覧。
  37. ^ Trairy編集部 (2023年12月10日). “キックボクシング団体!日本・世界最強ランキングレベル”. Trairy Media. 2025年4月26日閲覧。
  38. ^ UKFジャパン オフィシャルWEBサイト”. ukf-japanのJimdoページ. 2025年4月26日閲覧。
  39. ^ 日本プロキックボクシング連盟 - ウェイバックマシン(2006年11月27日アーカイブ分)
  40. ^ キックボクシング格闘技イベント『SKKB』第3回大会は3階級タイトル戦!~2・28東京・新宿FACE”. 週刊ファイト (2016年2月29日). 2025年5月5日閲覧。
  41. ^ KCJ : NAGOYAKICK - KICK CENTRAL JAPAN LEAGUE ナゴヤキック - キックセントラルジャパンリーグ”. KCJ : NAGOYAKICK - KICK CENTRAL JAPAN LEAGUE ナゴヤキック - キックセントラルジャパンリーグ. 2025年4月26日閲覧。
  42. ^ 日本格闘技キック連盟(総本部 北心ジム) - ウェイバックマシン(2009年3月1日アーカイブ分)
  43. ^ 「昭和のキックボクシング復活を」。日本格闘技キック連盟理事長の中川二郎さん/大阪(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)”. Yahoo!ニュース. 2025年5月23日閲覧。
  44. ^ 琉球かきだみし協会 - ウェイバックマシン(2011年6月18日アーカイブ分)
  45. ^ アマチュアキックボクシング連盟[リンク切れ]
  46. ^ 格闘技情報を毎日配信!, eFight 【イーファイト】 (2018年4月29日). “蹴拳”. eFight【イーファイト】格闘技情報を毎日配信!. 2025年5月5日閲覧。
  47. ^ rokusaisha (2024年8月18日). “キックボクシング・分裂の歴史 最初の大革命は日本プロキックボクシング連盟 堀田春樹”. 2025年5月6日閲覧。
  48. ^ M-1 ムエタイチャレンジ|公式ホームページ”. mayfly.comcom.co.jp. 2025年4月26日閲覧。
  49. ^ ジャパン・プロフェッショナル・ムエタイ・コミッティ”. jpm-c.com. 2025年4月26日閲覧。
  50. ^ 格闘技情報を毎日配信!, eFight 【イーファイト】 (2018年8月12日). “M-FIGHT”. eFight【イーファイト】格闘技情報を毎日配信!. 2025年5月6日閲覧。
  51. ^ 一般社団法人 日本ムエタイ協会(WMF-J)公式サイト”. web.archive.org (2013年9月28日). 2025年5月6日閲覧。
  52. ^ 一般社団法人日本ムエタイ連盟.”. j-mtf.jp. 2025年5月6日閲覧。



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